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パリにおける仕事・日常生活の忘れな草


by vwpolopolopolo
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貰いタバコは美味い?

職場のビルを出たところは少し広場になっていて、夏場は日が長いため、そこでよく子供がサッカーをしています。

今日そこを通りかかると、サッカーに興じていた集団の中のかなり背の高い子(高校生くらいに見えるが中学生くらいかも)が、私に「ムッシュー、タバコを持っていたら頂けませんか?」と尋ねてきました。

私はタバコは吸わないため、「ノン、ノン」と言うと、「ああ」という感じで行ってしまいました。

今日初めてこのようなことを言われる当事者となったのですが、考えてみると、街中でよく「タバコを頂けませんか?」と普通の身なりの人が、通りがかりの誰かに頼んでいるのを見かけます。若い女性が、見ず知らずの男性に「頂戴」と言って、その男性も普通にポケットをごそごそやってあげているのを見ることがあります。

まず喫煙者かどうか分からないにも関わらず、「頂戴」というのは面白いなと思いました。現に喫煙している人に頼むのが普通でしょう。日本であれば「頂戴」というのは知合いに言うのが普通であって、通りがかりの人にタバコを無心することはまずないと思います。通りがかりの人に頼むのは「火を貸して」というくらいでしょう。

日本であれば、火くらいのやりとりは、喫煙者の連帯感を確認する(?)作業として認知されているかもしれませんが、フランスはその上を行って、見ず知らずの間でタバコそのものをやりとりすることで喫煙者の一体感を確認しているのでしょうか?それとも「貰いタバコは美味い」という話を一般に聞きますが、フランスの一部の喫煙者は相手を構わずその快楽を追求しているということでしょうか?

いずれにしても違和感を感じる光景ではあります。

【2年勤務すると、母国へ一時帰国をする権利が発生する制度となっており、7月中旬まで日本に帰国します。その間更新できませんが、パリに戻った後(7月中旬以降)またよろしくお願いいたします。】
by vwpolopolopolo | 2006-06-29 21:30 | 日常生活