パリにおける仕事・日常生活の忘れな草


by vwpolopolopolo
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クグロフ再考

ル・ノートルという(高級)食材店のクグロフというパン菓子について、昨年12月31日に書きました。その際書いたのは、これが値上げされていたことを嘆く内容でしたが、

今日実に久しぶりに16区(ポートドオートイユ店、おそらくここが本店と思われます。)でクグロフを買おうと店に入ったところ、何とまたもや値上げされていました。

昨年末で9ユーロになっていたのが、今回は10.50ユーロになっています。

半年でまたもや値上げというのは少し尋常ではないなと思いました。前から気になっていたのですが、私がパリに来た約2年前にはル・ノートルはそんじょそこらにある店ではありませんでした。(凱旋門近くのビクトル・ユーゴー通りか上記のポートドオートイユくらいでした。)それが、この1年くらいで本当に色々なところにル・ノートルを見かけるようになりました。

仄聞するところでは、以前「FAUCHON」であったところが、どんどんル・ノートルに取って代わっているようです。FAUCHONと何らかの戦略的な関係を結んで店舗を増やしているのかもしれません。首都パリの大通りに店舗を増やしていくというのは、地代、もちろん人件費も相乗的に高くついていく筈で、それが商品の価格に転嫁されるのは容易に想像が付きます。

気になるのは、高価になってどんどん庶民の手が届かない店となっていくこと、もっと問題なのは、多角化により商品のレベルが下がることです。特に後者について、いままでパティシエが目を光らせ丁寧に作っていたものが、大量生産され味が落ち、しかも値段が上がっていくのでは目も当てられません。

折角なので今回は10.50ユーロは高いなと思いつつ買いました。食べてみると、確かに美味しいのですが、私の中に既に偏見が醸成されているのか、以前より質が落ちているような気もしました。

高くなっていることもあって、しばらくはここのクグロフを買い控えることとなると思いますが(しかし私がパリに来て食べたものの中でも最も感動した食べ物であるのに残念です。)、ル・ノートルの今後の動向に注目したく思っています。
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by vwpolopolopolo | 2006-05-26 22:30 | 日常生活
もうすぐ仕事関係でお世話になる日本からの出張者に何かお土産を調達しておこうと考え、三越(パリ)に行ってみました。

先日「Da Rosa」(5月20日)のところでも書きましたが、レーズンをチョコレートで包んだお菓子(ここで売っていたのは、それにシャンパンが混ぜてある由でした。)がここでも売っていて、7ユーロそこそこ、お土産候補には丁度良いなと思って見ていました。

念のため、他も見るかと考え、少し歩いてラファイエット(パリではおそらく客が一番多く入っているデパート)のグルメ館に入ったところ、さっき三越で見たものと同じものが8ユーロ強で売っていて、1ユーロこちらの方が高いことに気付きました。

お客(観光客を含む。)が多いのに、意外とラファイエットは高いようです。逆に三越はフランス人もたまには見かけますがあまり多くなく、日本人観光客も昨今はそれほど多くないため(日本人も観光慣れして専門店で買い物をすることが多いと思われます。)、お買い得なことがあるのかもしれません。(私自身三越とは何の関係もないため特に宣伝しているわけではありませんが・・)
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by vwpolopolopolo | 2006-05-25 22:30 | 日常生活
週末に無料配布される「Sport」に載っていた記事についてです。(フランスは明日が休日で、このように木曜が休みの場合、金曜も休暇を取る習慣があり、「faire le pont」(橋を架ける)と言って、慣用句にもなっています。従って今日が週末の扱いとなったもののようです。)

今週末がF1のモナコグランプリで、F1では唯一の市街地コースを走る華やかなイベントです。お隣のカンヌで映画祭中ですが、今週はセレブ連中もモナコに集結すると思います。

記事は、コースの解説とともに、モナコ在住のF1パイロットがこの辺りに住んでいると、地図に矢印で記しているものでした。モナコに住むのにも理由があり、①財政上の優遇(税の免除)、②年300日が晴天、③比較的静か、そして④地元でF1を走ることが出来る、とあります。

現在は7人が在住している由です。それぞれについて以下のようなコメントが載っていました。

●フェリッペ・マッサ
フォンヴィエイユ地区在住。たまに「Restaurant la Saliere (14, quai Jean-Charles-Rey)」で同じくF1パイロットで近所に住むデビッド・クルサードと食事をしていることあり。

●デビッド・クルサード
フォンヴィエイユに自宅があり、彼によると、「モナコのチェルシー」の由。モナコ人としての生活も板につき始めた。このスコットランド人パイロットは、フォンヴィエイユにあり、グレース妃のバラ園の前にあるHotel Colombus(23, avenue des Papalins)の共同経営者でもある。

●ジェンソン・バトン
コートダジュールのイギリス人プレイボーイを返上して、父親ジョン・バトン(70年代のラリー選手)の住む、フォンヴィエイユに居住。

●ジャック・ビルヌーブ
ケベック人の彼は、スイスと、モンテカルロ地区の中心にあるグランカジノの近くに住む母親のところを往来している。近くのレストラン、La Maison du Caviar(1, avenue Saint-Charles)の固定客でもあり、メニューに「ステーキビルヌーブ」を加えさせたほど。

●ジャン・パブロ・モントーヤ
このコロンビア人はF1デビュー時から、モンテカルロの隣人に数えられ、マイケル・シューマッハーがオーストリアに引っ越した後も彼はここに残った。それは、2003年のモナコグランプリの勝利にも後押しされている。モナコでしばしばテニスもする。

●ルーベンス・バリチェロ
母国ブラジルサンパウロとモナコでの生活があるようだが、思慮深いためか、住所が判明しない。好きなスポーツはモナコでのゴルフ。

●ニコ・ロスベルグ
ロスベルグ家の自宅は、モンテカルロカントリークラブの近く、ロクブリュヌ湾に沿ったところにある。小さい頃からグランプリには馴染みがあり、父親のケケ(Keke)・ロスベルグは世界チャンピオンでもあった。

いずれにせよ、やはりモナコ、セレブの集まる街ですね。
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by vwpolopolopolo | 2006-05-24 22:50 | 日常生活

シェンゲン協定

この前の日曜に、パリ北駅に行く用があり、その際、TGV、タリス、ユーロスターが停まっているのを見ました。タリス(ベルギー、オランダ行)、ユーロスター(ロンドン行)という国際列車はここ北駅がターミナルとなります。

良く見ると、タリスは在来線と同様のプラットフォームで、改札があるわけでもないですが、ユーロスターの停車する区画だけはフェンスに囲まれ、切符のチェックなど厳重にしているようでした。

以前(8年前)ロンドンからパリにユーロスターで来た際に、ロンドンではパスポートコントロールがしっかりされていたのに、パリでは降りたらそのまま在来線のホームに繋がっていくため違和感を覚えたことを思い出しました。

その際に今回見たようなフェンスが果たしてあったのかどうか記憶は定かではありませんが、現在は上述のとおりとなっています。

「ユーロトンネルを通るし、セキュリティの問題からそのような差別化をしているのだろうか」と考えていましたが、どうやら違っていたようです。

調べてみると、シェンゲン協定という共通の出入国管理政策、国境システムを可能にする取極があって、加盟国の間では国境検問所を廃止している由。フランス、ベルギー、オランダはこれに加盟しているため、ボーダーコントロールがないこととなり、タリスは通常の在来線と同様の扱いとなります。一方、イギリス、アイルランドは、シェンゲン協定に調印していないそうで、そうなると、必然的にユーロスターもタリスとは別扱いとなる、ということが真相のようです。

シェンゲン加盟国民は、国が発行する国民ID(私は外国人であるため、シェンゲン加盟国民の持つIDは持たず、フランス政府発行の滞在許可証を保持しています。)があれば、それを以って他国にも行けるということのようですが、イギリス・アイルランドはこの手のIDカードを国内で発給していないため、そもそもシェンゲンに加盟するインセンティブがなくなるとの指摘もあるようです。加えて、イギリスには動物の持ち込みに制限を加える伝統的なアプローチがある由で、これも影響しているようです。

イギリスとアイルランドは通常は仲が悪いのに、変なところで歩調が合っているというのも面白く感じました。
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by vwpolopolopolo | 2006-05-23 21:50 | 日常生活

メトロでのハプニング

今朝の通勤時メトロ内での出来事です。もうすぐラデファンスに着くという1号線の中でのことでした。

扉付近にもたれて新聞を眺めていると、「プシュー」という音と、小さく「キャ」という声がして、振り返ると、補助椅子に座っていた若い女性(アフリカンと白人のハーフのような人)が気を失いながら、嘔吐していました。その人はほとんど意識がないようで、自分の膝あたりに吐いて、それが回りにも飛散しているという状況でした。(運よくあまり混んでいなかったため、あまり他のお客さんにまで被害は及ばなかったようです。)

前に立っていたおばさん2人がすぐに気をきかしてティシュのようなものを差し出しますが、この女性は意識がなく椅子から滑り落ちそうです。横にいたおばさんが、顔を背けつつ(自分ももらいゲロをしそうな雰囲気で)だらんとして倒れそうな女性を片手で必死に支えていました。

このおばさんが私の方に向かって、扉付近にある「非常取手」を引くように促します。「(非常用なので、引っ張ればおそらく電車は急停車することになるし)困ったな・・」と思っていると、私も降りる次の駅が近づき、女性の意識が急に戻りました。

私の横にいたおじさんが、非常取手を引くよう促すおばさんを遮って、「やめた方が良い。次で降りちゃいなさい。」と促し、その女性はふらつきながら降りていきました。

結局私も降りたのですが、非常取手を引かず事なきを得ました。

実際、非常取手のところを見ると、「Tout abus sera puni.(濫用は処罰されます。)」と書いてあり、それを引っ張って電車を止めたりしていたら、交通も乱れたことと思います。これは扉付近の高いところに設置されていて、使えるのは大人ということとなりますが、実際に使うかどうかの判断は大変難しいものだと思いました。

それから、(どうでも良い話ではありますが)意識不明になっていた女性の飛散物は、コーヒーのような水分だけでした。結構大柄な女性でしたが、朝は多分コーヒーだけなのでしょう。あれだけでは体調を崩しても仕方ないのではないかと思いました。

先週末から天候不順で、今日あたりは寒かったです(同室同僚も鼻をすすり、咳き込みながら登場しました)。体調を崩しやすい時期だったということもあるのかもしれません。
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by vwpolopolopolo | 2006-05-22 21:30 | 日常生活

Comme T'y Es Belle!

f0008225_5405315.jpg標題の映画を観ました。MI3やダビンチコードは長過ぎるので、なんとなくフランスの風俗が分かりそうな本映画を選びましたが、会話がおそらく軽妙過ぎてフォローが難しいものでした。(本映画の専用サイト)

簡単な粗筋を以下記録用に貼り付けます。

【Isa, Alice, Léa et Nina sont toutes les quatre inséparables. Liées par leur amitié autant que par leurs familles séfarades, leur vie est rythmée par les aléas du salon de beauté d'Isa, les régimes à répétition et les fêtes familiales et religieuses... Célibataires ou mariées, elles conjuguent avec habileté enfants à élever, histoires d'amour compliquées et nounou sans papier à pacser! Toujours belles, toujours drôles, toujours unies, elles essaient avant tout de rester elles-mêmes.】

幼稚園くらいの子供がいるような母親が4人つるんで色々と繰り広げる話ですが、個々のキャラクターが少し主張が強すぎるというか、いかにもフランス的な感情を露にする演技には時々辟易としました。

それから上述の粗筋にもありますが、ここに出てくる登場人物はセファラド系ユダヤ人という設定のようです。映画の中でもこれら4家族が定期的に一同に会して食事をする場面などがあり、その際には男性はユダヤ人のかぶる帽子をかぶって食事をしていました。このような宗教的背景がこの映画のプロットに何らか影響を与えているのか否か、私の語学力では残念ながら分かりませんでしたが、ユダヤ人の行動様式を前面に出すこのような場面が出てきたことにはおや?と思わせるものがありました。
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by vwpolopolopolo | 2006-05-21 22:55 | 日常生活
昨日水曜から、1999年から閉館していたオランジェリー美術館が開館したようです。

私自身、まだ開館していた頃に観光がてら入った記憶が微かにありますが、ほとんど覚えいていません。

20Minutesによれば、2900万ユーロという、実に数十億円単位を費やして改装したようです。モネの「睡蓮」に四方取り囲まれるような部屋が前と変わらず目玉のようです。(ちなみにマルモッタン美術館というところにも結構大きな「睡蓮」の絵が展示されています。)

とんでもなく混むのかもしれませんが、早めに観にいきたいと思っています。

もう1点は、フランス語の話。

Mon oeil!という表現を習いました。辞書によれば「あかんべ;まさか、どうかな(信じられないという疑い・拒否の表現)」とあります。

先生は、あかんべというのをやってみせてくれましたが、日本式に「べー」と舌を出さないんですね。単に人差し指で目尻を下げるだけでした。

ちなみに英語でもMy eye!という完全に単語が置き換わった用法があるようです。しかしこれを辞書で見ると、「何をばかな。おやおや。」という疑いの意味のみが記されていて、あかんべの意味は載っていませんでした。

言葉の生成過程が違うのかもしれません。
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by vwpolopolopolo | 2006-05-18 22:30 | 日常生活

Le Select

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モンパルナスにある標題のカフェでお茶を飲みました。ショコラで5ユーロで、初めてでしたが、チョコレート原液のポットと熱い牛乳がサーブされる形式でした。チョコレート原液は、本当にチョコレートを湯煎で溶かしたものであったと思います(少しバターも混ざっていたかもしれません)。従いこれのみでは甘くて飲むのは厳しいものです。これに牛乳を入れて薄めて飲むということで、軽く2杯分くらいだったでしょうか、飲み物だけでお腹一杯になるものでした。
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by vwpolopolopolo | 2006-05-01 22:30 | 日常生活