パリにおける仕事・日常生活の忘れな草


by vwpolopolopolo

<   2005年 12月 ( 6 )   > この月の画像一覧

SUDOKUチャンピオン

以前、同室だったオランダ人が、「SUDOKU」というジグソーパズルのようなものをやっていると、専門に扱った本を紹介してくれたことがありました。

「9×9」のマス目に縦横それぞれの列に1から9の数字が入るようにし、しかも、9個ある「3×3」のマス目にも1から9の数字が入るようにするという遊びです。(空欄になっている部分を左記のルールに従い埋めていくもの。)

SUDOKUと書いてあって最初、「素読?」などと思っていましたが、どうやら「数独」という日本発のものとも聞きます。紹介してもらいながら全く忘れていました。

ところが、昨日の新聞で「19才の女性が、フランス初代SUDOKUチャンピオンになった」と報道がありました。

Sport cerebral(頭脳のスポーツ)なる団体が開催した由で、優勝した19才の女性はやはりといいますか、数学が専門の人だそうです。また、決勝に近づくに従い、女性しか残らなかったとも。

以下決勝の問題とその解答です。

決勝の問題

解答

新聞では「Sudokiste」なる言葉も踊っています。意識して見ると、本屋にもたくさんSUDOKUの本がありました。
[PR]
by vwpolopolopolo | 2005-12-20 14:00 | 日常生活

ノーベル賞受賞者座談会

フランスとは直接関係ありませんが、今日、BBCを見ていたら今年のノーベル賞受賞者が会しての座談会が放送されていました。

ちょうど田中さんが受賞した際にもBBCでやっていた記憶がありますので、毎年恒例の番組かと思われます。

1つ気付いたことです。受賞者の紹介をテロップで流す際に、「Physics Laureate」など、物理学、化学、医学・生理学には「Laureate」と冠されているのに対し、「Economics Winner」と経済学だけは「Winner」扱いされていることでした。経済学賞は後から創設され、正式には別の基金から拠出されるもののようなので、別枠ということのようですが、私が経済の専門であることもあり、「そんな差別しなくても良いのに・・」と思いました。

それはさておき、BBCのアンカーが、「情報技術(IT)の与える影響について」とわざわざ時間を設けて受賞者に話を振っていた部分が興味深かったです。主な論点は、「過去の学術論文等にアクセスすることが容易となった」ということでしたが、アンカーが、「ITにより、中国、アフリカがデータベースにアクセスできることとなりエンパワーされるか?」と問うと、

経済学賞受賞者の1人(Robert Aumann氏)が、「もちろんエンパワーされるであろう。しかし一方で情報の雪崩(avalanche)にやられるという側面もあり、容易には答えられない。一長一短があると思う。」また、「この場に女性(受賞者)がいないのはなぜであろうか。選考過程をとやかく言うつもりはないが、女性がITによりエンパワーされ、近くこの場に出てくることを望む。」と答えていました。

また、アンカーが「非アメリカ人にITが貢献する側面があるか?」と問うと、

もう1人の経済学賞受賞者(Thomas Schelling氏)が、「上海など5年前にはインターネットはなかった。今は彼らもアクセスが容易になり、エキサイティングな状態だが、学術的にも競争が進展し、(アメリカ人にとっても)脅威となっている。」と正直に答えていました。

続けて、「例えば旧ソ連など、自国研究者を米国に留学させる際、研究者が本国に戻らないことを避けるため家族の帯同を認めず、本国で「人質」に取っていた。今は中国などそのようなことをしなくてもITで情報にアクセスできることから、研究者が本国に戻らないということはなくなりつつあるのではないか。」と指摘していました。

全て研究者からの視点ですが、ITの効用について面白い議論だったと思います。
[PR]
by vwpolopolopolo | 2005-12-18 17:15 | 日常生活

民衆を導く自由の女神

パリに来た当初(2004年秋から冬にかけて)、ルーブル美術館の年間会員になり、夜開館している水曜などに仕事の後、足繁く通いました。

有名どころは見ることが出来ましたが、なぜかドラクロワの「民衆を導く自由の女神」を見ることが出来ず残念に思っていました。どこかの美術館に貸し出されているのかと思ってそのままになっていました。

一応年間会員を更新していたため、たまにはと思い、今日久しぶりにルーブル美術館に行ったところ、「民衆を導く自由の女神」を見つけることが出来ました。「1830年7月28日」とあり、まさに七月革命の絵です。教科書などではよく見た絵ですが、あの大きさで目の当たりにすることができ大変感動しました。

教科書などの白黒写真で見ると気付かなかったのですが、向かって右の真ん中あたりにパリの建物が少し描かれていて、それが今見る建物群と同じような感じでした。やはりあの頃と変わらないんだとちょっと発見です。

この絵は、中央で女性が三色旗を掲げている躍動的な絵ですが、やはりここの女性は強い。少し前ですが、イラクで人質になっていた女性ジャーナリスト(フローレンス・オーベナス女史)が、解放されたと思ったら、ドゴール空港に戻ってほどなくテレビのインタビューに冗談を交えながら出ていたのにびっくりしたのを覚えています。彼女は3ヶ月以上人質になっていたと記憶していますが、長らく死と隣り合わせでおそろしく疲弊していた筈なのに、解放後すぐにテレビに出られるとは・・・

ドラクロワの絵を見て、オーベナス女史も思い出しました。
[PR]
by vwpolopolopolo | 2005-12-17 21:00 | 日常生活
職員用にフランス語の研修が週2回昼休みに行われます。

私は、フランスに来て初めてフランス語を勉強し始めた口のため、1年半近く経っても、おそらく基本的(?)事項に未だ気付くことが多いです。

まず今日知ったのは、「アクサン シルコンフレックス」の意味です。これはアルファベットの上に「^」が付くものですが、例えば「病院」はフランス語で「hopital」(Oの上に「^」が付きます)となるのですが、なぜそのようなものを付けるか?ということです。

その前に、病院は、英語なら「hospital」。これはスペイン語でも同じ綴りです。イタリア語なら「ospedale」となるとのこと。これらとフランス語の違いは何か。

他の言語には「s」が入っているのに、フランス語には「s」が抜けています。この「s」を抜かしているということが、「シルコンフレックス」の意味することだそうです。何でも1400年頃フランス語でこのような言葉に「s」を入れないことにし、代わりに、「シルコンフレックス」を入れたのが経緯とか。大学からフランス語を勉強していればこのようなことは基本的な事項だったのでしょうか。少なくとも私が今アンチョコ代わりにしている本では見かけない話です。

また、フランスが植民地を持っていた関係でそこから入ってきた言葉もある由。例えばアラビア語から入ってきた言葉で有名なものが、「ハマム(le hamman)」(エステみたいなものでしょうか)、確かに言われてみればアラビックな雰囲気のある言葉です。ヨーロッパの言語同士が相互乗入れしているのは想像できるのですが、歴史的に相容れないはずのアラビア語とも乗入れているところに面白さを感じました。
[PR]
by vwpolopolopolo | 2005-12-13 22:30 | フランス語

フランス運転事情

昨日F1のことを書いたのでその続きで、フランスでの運転事情について書いてみたいと思います。

最近寒くなってきたため、土日などパリ市内でも車で移動することが多いですが、これはそれほど楽しいものではありません。少し運転の間が悪いと、とたんにクラクションをピーピー鳴らされ、また、一般的な運転マナーも日本に比較すれば良くないと思われます。譲るという観点はあまりないようですし、ウインカーなど大変重要なもののはずですが、使わずに車線変更するくらい当たり前です。(これは私達からすると本当に危なく思えます。)

自由主義の国ですから、兎に角自分の自己実現のためにのみ運転しているのではないでしょうか。面白いのは、それで実はうまく機能しているということです。ひたすら自己利益を追求するという「合理的」な振舞いにより「神のみえざる手」が働き市場(社会)は効率的になる、という古典的経済学の考え方を地でいっているかのようです。

最近は郷に入っては郷に従えとばかりに、私もお世辞にも立派な運転はしていないと思います。タラタラ走らず、それなりのスピードでどんどん前に行く、いわば「攻撃は最大の防御」というつもりで走っています。

ところで、運転が楽しいのはパリなど都市部ではなく南部等の山間部に位置する地域です。県道のみでワインディングロードが続き、民家も点在するだけであることからそれなりにスピードも楽しめ、またクラッチワークなども要求されスポーツ感覚で走れます。実際公道ラリーはこのような地域で開催されることが多いようです。一般道路なのに100キロ以上で走っている車もざらで、このような車に後ろにつかれたらつい頑張らざるを得ません。それでも無理があるので自分のペースを守っていると、彼らはあっという間に抜き去っていきます。高速道路は通常130キロが制限速度ですが、一般道ですらこれを守っている人が少ないような気がします。

私は日本ではモータースポーツはF1くらいしか知らなかったのですが、このようなところで走ったのが面白かったため、専門チャンネルなどでやっていて、感情移入しやすいラリーの研究をし始めました。WRCが手始めですがなかなか奥が深そうです。
[PR]
by vwpolopolopolo | 2005-12-11 21:30 | 日常生活
今年の夏、F1フランスグランプリ(マニクールサーキット)を見に行きました。申し込んだ際に住所等の記録が残っていたものと思われますが、昨日早くも来年のチケット購入案内が郵送されてきました。

来年は7月14~16日の由。この時までパリにいられるかどうか不分明であるため、ちょっと申し込みには躊躇しますが、こちらの気持ちをくすぐるかのように、「来年3月10日までに申し込めば、10%割引されます」と謳われています。

パンフレットによると、来年は開催100年祭なのだとか。フランスで自動車レースを「グランプリ」と称して開催し始めたのが、1906年というのですからすごい歴史です。それでその初回に「ルノーが既に勝っていた!」ということです。今年のフランスグランプリではルノーに乗ったスペイン人パイロット、アロンソが優勝しましたが、「来年もルノー」と行きたいようです。

パリからマニクールまでは車で約3時間くらい、しかしサーキット場に近づくと大渋滞で、しかも7月といえば大変暑く、ずいぶん疲弊したのを思い出します。また、入場料も相当高い。

しかし、レース場の中で見たフランス人はシャンペンをあおったりしながら優雅に楽しんでいました。子供も少なからず見に来ているのですが、多くは大人達で、やはり「大人の社交場」という感じです。サーキット内には芝生スペースがあり、レースの合間に寝転んで談笑したりしていました。

また、キャンピングカーで乗りつけて、そこで自炊しながら週末を過ごすという人達もたくさん見かけました。何だか本当に大人が楽しんでるな・・と思った記憶があります。
[PR]
by vwpolopolopolo | 2005-12-10 17:00 | 日常生活