パリにおける仕事・日常生活の忘れな草


by vwpolopolopolo
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Marie Antoinette

f0008225_22545841.jpg今週は特別ですが、今日も映画で、標題のものを観ました。いつも観るUGCではなくMK2の方でしたが、こちらの方が10サンチーム高く、5.30ユーロです。しかしソファが座りやすかったと思います。

ぱっと見ると、こてこてのフランス映画かと思いきや、米国のものです。従い、役者も米国人で、台詞も全て英語となります。さすがにルイ16世までが英語を話しているのは違和感がありましたが、豪華なセット(ベルサイユ宮殿のもの等)や宮廷での放蕩にフォーカスして、あまり毒々しい英語が前面に出ないように、台詞回しは米国映画にしては随分抑え目であったと思います。

ストーリーは今更ですが、革命前夜で民衆の不満がくすぶりつつあるにも関わらず、(英国を抑えるために)米国の独立戦争に仏軍を派遣する等、廷臣に踊らされて?ルイ16世が甘甘の判断をするところなど政治的描写もありますが、基本はマリーアントワネットとその取り巻きが放蕩の限りを尽くすという内容でした。主人公がオーストリアからお嫁入りする際の初々しさ、結婚当初世継ぎがなかなか生まれない(?)悩み、宮廷生活になかなか慣れないことなど、どこかの国とオーバーラップしているかのようです。(映画の公式サイト)

【記録のため、粗筋を以下サイト(http://www.allocine.fr)からコピーしています。
Evocation de la vie de la reine d'origine autrichienne, épouse mal-aimée de Louis XVI, guillotinée en 1793.
Au sortir de l'adolescence, une jeune fille découvre un monde hostile et codifié, un univers frivole où chacun observe et juge l'autre sans aménité.
Mariée à un homme maladroit qui la délaisse, elle est rapidement lassée par les devoirs de représentation qu'on lui impose.
Elle s'évade dans l'ivresse de la fête et les plaisirs des sens pour réinventer un monde à elle.
Y a-t-il un prix à payer à chercher le bonheur que certains vous refusent ?】

すぐ隣にフランス人のカップルが観ていましたが、豪奢さやフランスの慣習などを描くシーンではくすくす笑っていましたが(多分「米国人がフランスを誇張しているなあ」という笑いでしょう)、「ふ~む」と唸るような時もありました。少し納得がいかない描写もあったのかもしれません。

私が特に違和感を持ったのは、マリーアントワネットが、ルイ16世から「プチトリアノン」という離れをベルサイユ宮殿の側に与えられて、そこで動物と戯れたり、農作業らしきことに従事したりするシーンがあるのですが、映画での描かれ方は、貴族であるにもかかわらず自然を愛し、地道な農作業に理解を示す素敵な女性という風でした。しかしおそらくですが、このような農作業の真似事等は、当時の貴族が音楽鑑賞やオペラ鑑賞と同様、面白がって趣味としてやっていたことで、農民の気持ちを理解してといったものとは程遠いものだったと思います。この部分の描かれ方は、少し無理があるのではないかと思いました。
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by vwpolopolopolo | 2006-06-25 18:30