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パリにおける仕事・日常生活の忘れな草


by vwpolopolopolo
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Le Meurtre (murder)

今日のフランス語の研修では、なぜか標題の「殺人(鬼)」が話題になりました。

有名なのは、「Jack l'Eventreur」(腹をえぐる男)、「Jack the Ripper」の、切り裂きジャックです。クラスメートの米国人が、「ロンドンで切り裂きジャックを辿るウォーキングツアーに参加したことがある」と言うと、先生は「そのようなツアーがあるのはいかにもイギリスっぽい」と評していました。19世紀末に実際に起こった事件ですが、残虐であるため、吸血鬼の仕業とも言われ、犯人は未だ不明の由です。

先生はスロバキア人クラスメートに「東欧にElisabeth Bathoryがいるだろう」としきりと水を向けていました。実際は、16世紀に実在したハンガリーの伯爵夫人だそうで、若い女性の血を採取して若返りに使った由です。先生の説明によると、体中にナイフの付いた服を着て、挨拶にハグをする際に、それで刺したというものです。彼女は貴族であったため、死刑に処されることはなく、幽閉(emmurer)の刑となったとのことでした。

また、ドラキュラはもともとルーマニアの話ですが、少し調べてみると、このElisabeth Bathoryの話もベースとされているようです。

米国人クラスメートも米国で近時あった猟奇事件について話していました。犯人はマロン(茶色)の髪の女性ばかりを狙ったそうです。先生によるとフランスでも最近そのような猟奇事件があって、こちらはブロンドの女性ばかりが狙われたそうです。

茶色の髪はさておき、ブロンド女性が狙われるというのは、最近のものに限らず、私が観たことのある映画等でも紋切り型ですが見かけた記憶があります。「なぜブロンドばかり狙われるのか?」と先生始め他のクラスメートに聞いてみると、先生は「宗教的な理由ではないか?聖母マリアがブロンドだったから(?)」とか、ニュージーランド人クラスメートは「ブロンドはマリリンモンローみたいに女性や性のシンボルだから」とか諸説飛び交っていました。
by vwpolopolopolo | 2006-04-25 22:30 | フランス語