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パリにおける仕事・日常生活の忘れな草


by vwpolopolopolo
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Toi et Moi、ビクトルユーゴーの家

Toi et Moi、ビクトルユーゴーの家_f0008225_459511.jpg今日は標題の映画を観ました。いつもは5.20ユーロなのに、今日はサービス期間か何か分かりませんが、3.50ユーロです。本当に安いですね。

内容は、悲しいくらいのB級です。左記を見て頂ければ容易に想像がつくかと思います。しかしながら、あえてB級を観るのには訳があって、フランスの風俗を知るのにはこの手の映画が一番ということが最近分かってきました。

もちろん台詞が逐一分かるわけではないのですが、たまに知っている単語等がポーンと耳に入るのも心地よいことから、テレビなどでもとっつきやすそうなものをできるだけ観るようにしています。(先週テレビで、「Les Bronzes 1」をやっていたので観ました。(2月26日に言及したもの))

今般の映画で少しびっくりしたのは映画のカット割りです。出演者が夢想する内容が、動画でなく、いちいち静止画で出てきて(しかも背景はお芝居の書き割りのようなものでそこに演者の顔写真が入り、演者のナレーションも入る)、大変ユーモラスでした。日本の映画であのような(ある意味馬鹿馬鹿しい)タッチは観たことがありません。「さすがは映画の国」と変なところで感心してしまいました。

観終わった後は、天気が良いので、ボージュ広場(ユダヤ人街の近く)まで初めて歩いていき、その広場を取り囲む回廊の一角にある、ビクトルユーゴーの家(Maison de Victor Hugo)を見学しました。(住居の見学のみは無料。)アパートの扉に、「1830年(1831年だったかもしれません)から1848年までここに住む」と書いてありました。7月革命から2月革命という激動のさなかここに住み、ロマン主義の旗手として活動をしていたのかと考えると感無量でした。アパート内には、レミゼラブル等の昔の劇場用宣伝ポスターなどが掲げてあり、楽しめました。イメージとしてはロートレックのポスターのようなものです。部屋は西洋風のものばかりでしたが、1室東洋(おそらく中国)の風俗画等が壁に描かれたところもありました。当時東洋に目を向けるのが流行っていたのかもしれません。
by vwpolopolopolo | 2006-03-19 21:30 | 日常生活