パリにおける仕事・日常生活の忘れな草


by vwpolopolopolo
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標題の歴史博物館を訪問する機会がありました。入場料は3ユーロ。マレ地区にあるスービーズ公という人の館だったところが博物館になり、13世紀頃からの王が発した公文書が展示されていました。古い物は見ても何が書いてあるのかさっぱり分からないのですが、ガイドブックに「ジャンヌ・ダルクの手紙が展示されている」とあり、学芸員の人に聞くと「そのようなものはないが、マリーアントワネットの書簡がある。」ということで案内してくれました。

La derniere lettre de Marie-Antoinette adressee a Madame Elisabeth pour lui recommender ses enfants, 16 Octobre 1793, 4 heures 30 du matin.

と説明書きがありました。「本手紙は後にロベスピエール関係の書類から発見された」とも説明がありました。夫のルイ16世は、1793年1月21日に処刑されているようですが、マリーアントワネットは1793年8月2日までTempleにいて、その後コンシェルジェリーへ移され、1793年10月16日12:15に処刑された、と説明が付されていて、処刑される当日の早朝にしたためた「最後の手紙」ということとなります。

A4の紙に2枚程度びっしりと書いてあるものでした。驚いたことが2点ありました。1つは、文章(言葉遣い、文法)が現在と同じであること。手書きで達筆なため良く読めないところもあるのですが、mon fils、ma filleなどの文字は十分判別でき、一部内容も追えました。200年以上も前の文章が今の言い回しと変わらないというのは、日本と比較してもその違いが際立つと思います。今は凋落しつつありますがヨーロッパにおける最近までのフランス語のパワーは恐るべきものだったのだなと思いました。

2つ目はいよいよ最後の日を迎えて手紙をしたためているわけですが、文字に乱れが見られないことでした。まだ38歳の若さで、間もなく迎える死の恐怖は当然あったはずですが、文字から判断するだけであれば泰然自若としているように見えました。何かとスキャンダルの多い人であったことは間違いないようですが、随分と芯の強い人だったのでは?と想像しました。


☆お礼☆
さて、本ブログの更新を都合により本日をもって終了させて頂きます。多い日には30人くらいの方にご覧頂いていたようで、また、何人かの方々には定期的にコメントを頂きましてありがとうございました。コメントを頂いて、自分では考え及ばないこと(知らなかったこと)をご指摘頂け大変参考になりました。また、コメント等を頂いた方のブログを中心に覗かせて頂き、色々な分野の情報に触れることが出来、改めてブログのパワーを思い知りました。私自身あまり熱心なブロガーではなかったため、お返しコメントもあまり出来ず、また、色々なところに出掛けてリンクを貼るとまでも行かず、貢献不十分、威力半減であったかもしれませんが個人的には大変楽しませていただきました。重ねましてありがとうございました。
(なお、vwpolopolopoloの名前は、本更新を最後として以降使用しませんので、仮に今後この名前がいずれかで何らかの形で使われている場合には、それは本ブログを更新していた私以外の方によるものということを念のため申し添えさせていただきます。)
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# by vwpolopolopolo | 2007-06-18 22:50 | 日常生活

続教習車

帰宅時に歩いていた際、「何だこれは?」というようなプレートが載っている車を見ました。

「Voiture ecole」と一応活字体で書いていますが、マジックインキで書いているのが良く見ればすぐに分かる型紙のプレートを車の天井部分にガムテープで固定した車が駐車されていました。

まず教習車なら「Auto ecole」が通例と思いますが、こちらは上記のような書きぶり。その時点でまずおかしいですが、紙に書いているので偽物というのがすぐに分かります。

あれは半分冗談なのかと思いますが、案の定、ワイパー近辺に違反切符らしき紙が挟まれていました(ひょっとすると単に広告が挟まれていたのかもしれませんが。こちらでは駐車しているとすぐに何かの広告が挟まれます。)。
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# by vwpolopolopolo | 2007-06-12 23:30 | 日常生活

Auto ecole

昨日の夜待ち合わせる必要があって、凱旋門近くの通りを歩いていた際のことです。

標題の文字が書いてある赤いプレートを天井に載せた車が停まっていました。これは教習車の意味です。「大通りでもない裏道でなぜ教習車が駐車したままになっているのかな?」と一瞬不思議に思っていました。

その付近で待っていると、しばらくしておじさんとおばさんの夫婦がやって来て、その「教習車」に普通に乗り込みます。「あれ?これはひょっとして普通の自家用車では?」と思っていると、おじさんは、車の上に載せていたプレートをひょいととって何気なく運転席の中にしまいこみました。それで車は走り去りました。

なるほどと、これは違法駐車によるレッカー対策ということです。このおじさんはどこかで教習車のプレートを入手し(拾ったか拝借したかのどちらかでしょう)、駐車する際にそれを天井にひょいと載せておくということにしているのでしょう。

教習車であればまずレッカーされることはないでしょうし、車にキズをつけたりするいたずらをされることもないでしょう(「教習車」は何となくいたずらの対象にならないと思います。)。そして何よりも「教習車」のプレートが単に天井部分に乗っかっているだけとは誰も思わないので、それを持ち去られる心配もほぼありません。

ということで、あれは違法ということで取締まりの対象となるか分かりませんが、「いけないこと」には相違ないと思います。しかし人間の心理を突くようなうまいことを思いついたものだな、と感心しました。(真似はしませんので念のため。)
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# by vwpolopolopolo | 2007-06-07 23:00 | 日常生活

エリゼ宮の費用

今日のMetro新聞は「La Sortie」としてシラク大統領がエリゼ宮を出るということを1面に書いています。

また、社会党のRene Dosiereという人がL'Argent cache de l'Elyseeという本を書いて、2006年のエリゼ宮の出費等について様々分析しているようです。

人件費: 14.8 million euros
ワイン代: 250000 euros
生鮮費: 750000 euros
通信費: 4.17 million euros
郵送費: 500000 euros
維持費: 4.8 million euros

また、この調査によるとシラク大統領就任時の95年と比較して2006年は3 million eurosから27 million eurosへ798%の増加となっており、特に航空機代(6 million euros)は公用の時間と一致しないことがショッキングである、と指摘しているようです。

加えて、エリゼ宮で120人が働いているにも拘らず、この人達に対し誰が給料を支払っているのか不明(エリゼ宮?閣僚?)で、ミステリーである、とも指摘しているようです。

近時は首脳饗宴代を節約するのが世界的な潮流と見かけますが、それでもさすがにフランスでワイン代はまずまずの出費かと思いました。とはいえ社会党(野党)の調査のため、これはこれで差引くべき事項もあるのかもしれません。
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# by vwpolopolopolo | 2007-05-15 23:50 | 日常生活

Goodbye Bafana

f0008225_6142920.jpg時間を見つけて、標題の映画を観ました。土曜なので9.50ユーロ。開始時間ちょうどだったというだけで飛び込んで観たもので、フランス映画でもないですが、ネルソン・マンデラとその看守官吏の関係を描くもので、時代背景の描写等面白いものがありました。

68年から描かれていましたが、当初はアパルトヘイト政策が共産主義の砦となるよう、70~80年代にかけては(黒人)テロリストとの戦い、という風な台詞が見受けられました。ネルソン・マンデラの30年近い投獄生活も比較的ドライに描かれているなとの印象でした。

【以下サイトにあった、粗筋を記録のため貼り付けたものです。

South Africa - 1968

Twenty-five million blacks are ruled by a minority of four million whites under the brutal Apartheid regime of the Nationalist Party Government. Black people have no vote, no land rights, no rights to freedom of movement, to own a business, to housing or education. Determined to retain power, whites ban all black opposition organisations, forcing their leaders into exile or imprisoning them for life on Robben Island.

James Gregory, a typical white Afrikaner, regards blacks as sub-human. Having grown up on a farm in the Transkei, he learned to speak Xhosa at an early age. This makes him an ideal choice to become the warder in charge of Mandela and his comrades on Robben Island. After all, Gregory speaks their language and can spy on them. However, the plan backfires. Through Mandela's influence, Gregory's allegiance gradually shifts from the racist government to the struggle for a free South Africa.

Goodbye Bafana tracks the unlikely but profound relationship between these two men. Through their unique friendship, we witness not only Gregory's growing awareness of man's inhumanity to man, but South Africa's evolution from Apartheid to a vibrant democracy.

The story, which documents how Mandela became the most inspirational political figure of the modern world, poses the questions: Who is the prisoner? And who sets whom free?】
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# by vwpolopolopolo | 2007-04-28 23:30 | 日常生活

Provins

パリに近いところでありながらまだ行ったことのなかったプロヴァンに行きました。街自体は典型的な中世都市で鷹匠のショーなどもありました。

興味深かったのは、les Souterrainsという迷路のような地下道で、全長は10キロ、もともとは毛織物の脂を落とす酸性白土を採集するための石切場だった模様です。

しかしこのような迷路が出来ると、フリーメーソンの隠れ家、貯蔵庫、集会所となった由でした。壁にはおそらくフリーメーソンのものと思われるシンボリックな落書きがありましたが、ガイドの説明によれば解読できない由でした。
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# by vwpolopolopolo | 2007-04-22 22:45 | 日常生活

Chatouで逃したbrocante

通勤時の地下鉄でパリ近郊のChatouで開催されることで知られるBrocanteの宣伝広告が貼られていました。何気なく昼間検索すると何と今日までということで、出掛けようかと考えましたが、雨がちであったことと、(この冬では珍しく)少し冷え込んでいたこともあり断念しました。もう行ける機会はないかもしれませんが、記録のため残しておきます。

以下Chatouのサイトから抜粋。

【74e Foire à la Brocante et aux Jambons

Première brocante de France Du vendredi 9 au dimanche 18 mars de 10 h à 19 h,


Île des Impressionnistes. Organisée par le Syndicat National du Commerce, de l’Antiquité et de l’Occasion (SNCAO), elle accueille plus de 800 brocanteurs venus de toute la France. Le Boulevard Voltaire est l’allée gourmande où vous dégusterez les spécialités du terroir de France.
Evénement-animation, au fil des stands :
« l’authentique valeur vraie »
Entrée : 5 €, gratuite moins 15 ans
Services : achats, ventes, expertises, garanties, transport.
Commissariat Général de la Foire : 01 34 80 66 00】
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# by vwpolopolopolo | 2007-03-18 22:00 | 日常生活

Je crois que je l'aime

f0008225_68212.jpg標題の映画を観ました。男優は富裕なビジネスマン役で、中国との合弁事業をするため、中国語の勉強にも余念がないという役どころ。女優は芸術家役で、日本との関係があるのか、電話で日本人相手に日本語を話したり、友人だというへんてこな力士を連れたりと、アジアの要素も散りばめられていました。

男優が団体の中国人を接待したりするシーンもありましたが、中国とのビジネスというのがフランスでも顕在化しつつあるのかと予感させるものでした。

粗筋は他愛もないもので、最初からB級映画だな、と思って観ていたので気楽に楽しめました。baguette(バゲットと箸)の駄洒落のようなシーンは周りも笑っていました。B級だから他に観る人がいないのではと訝っていたら、チケットを買う際、後ろにいた人も同じ映画を観ようとしていることが分かって、びっくりしました。ハリウッド映画など大型のもの(硫黄島からの手紙等)が並んでいたので、やはりこちらのは観客は少なかったと思います。

以下サイトから貼り付けた粗筋です。
【Lucas, un riche industriel de 43 ans, célibataire, sort tout juste d'un terrible chagrin d'amour. Il rencontre alors Elsa, une jolie céramiste réputée de 38 ans à qui il a commandé une fresque pour décorer le hall de son entreprise. Irrésistiblement attiré par la jeune femme, Lucas va tenter de la conquérir.
Mais s'il est très habile en affaires, il n'est pas du tout sûr de lui en amour. Il va donc charger le détective privé de sa société, Roland Christin, de découvrir pour quelles raisons étranges cette jolie femme est encore célibataire, en mettant les méthodes d'investigation les plus modernes au service d'un sentiment ancestral : l'amour.】
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# by vwpolopolopolo | 2007-02-25 21:55 | 日常生活

matin PLUS

しばらく気付かなかったのですが、ルモンド誌が、朝の無料紙を配布し始めています。

今日の日付で、No11となっているので、2月頭くらいから配布始めたこととなるようです。写真が多いのが印象的なのと、ルモンド本誌からの記事、Courrier Internationalからの記事が一部掲載されています。(サイト

日本のことが記載されているので、おっと思って見ると、「沖縄が100歳を超える長寿の人が多かったが、近時、肥満、心臓病、糖尿病によりその座を失いつつある(perdre la palme de la longevite)、というものでした。」

写真もあって、おばあさんが扇子を持って踊っているようなものですが、どうも日本についての記事というのは、オリエンタルマジックとか、得体の知れない、等の「ゲテモノ」が多いような気がして仕方ありません。

Metro新聞には、2月のMardi gras(復活祭と関連する移動祝祭日)にちなんだお祭りの特集をしていました。特に、リオのカーニバル、ニースのカルナバル、ヴェニスのカルナバル、フランス北部のダンケルクのカルナバルが挙げられていました。
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# by vwpolopolopolo | 2007-02-20 23:20 | 日常生活
ルーブル学校のお題は、ルネサンスでした。フィレンツェが始まりの場所ということで、ブルネルスキの建築等を見た後、ルネサンス全体の説明でおやっと思ったことがあったので1点記録しておきます。

ルネサンスにおいては人文主義(ヒューマニズム)というのが表裏一体であったと思いますが、私の持つ世界史辞典によれば「知性と感性の調和せる豊かなヒューマニティの追求を骨子とし、古典作品の収集と学問的研究、古典を模範とする文学的創作活動、またそれらを通じての徳性の陶冶」とあるのですが、今ひとつ分からないです。

今日のレクチャーでは、「ヒューマニズムに知的な人、知性という意味合いはなく、ラテン語のテキストを翻訳する人、翻訳と考えると良い。」と説明があり、良く分かりました。辞書的説明はどうしても総花的になり分かりにくくなりますが、プロにさっと話してもらうと的を得て良いと改めて思いました。
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# by vwpolopolopolo | 2007-02-15 22:45 | 日常生活

ガレット(ボルドー風)

ガレット・デ・ロワを食べる季節がそろそろ終わりに近づいていますが、最近までガレットといっても数種類あることを知りませんでした。

最近まで食べていたのは、フランス北部(パリを含みます。)のもので、パイ生地にアーモンドクリームを入れて焼いたものですが、「南部(プロバンス地方)に行くと、ブリオッシュ生地で王冠型となる」と、フランス語のレッスンで聞いていました。

これを食べるタイミングを逸してはいけないと思い、近くのパン屋で買うことにしました。通常の物と比較して売っている数量は少ないですが、パリでも売っているには売っています。

「プロバンス風のガレットを」と指を指しながら頼むと、「ボルドー風だが良いか?」ということで、「?」でしたが、買って食べてみることにしました。

通常のガレットとは味も全く違うものですが、素朴な美味しいものでした。今調べてみると南部といっても南西部(ボルドーが含まれると思います。)と南東部(プロバンスが含まれると思います。)で異なるようで、後者には当該地方で有名なドライフルーツを混ぜる由でした。確かに今般買ったものには乾燥オレンジのようなものが少し混ざっていましたが、ドライフルーツが混ざっているというほどのものではありませんでした。

ということで依然「プロバンス風」は食べていないこととなります。シーズンオフになる1月末までには是非とも食べられればと思っています。
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# by vwpolopolopolo | 2007-01-20 21:30 | 日常生活

桜?

日中天気は良くありませんでしたが、近くの公園を散歩していると、桜(?花弁を見ると桜です。)が咲き始めているのに気付きました。

寒いのは寒いですが、例年のように零下になるようなこともほとんどなく、比較的暖かめであるため、タイミングを間違えて咲き始めているのかなと想像しました。

通常、冬の間子供が外で遊んでいるのを見ることはほとんどなかったですが、今は少なからず見かけます。米国も暖かいと聞きますし、地球温暖化の問題がいよいよ顕在化しているのかと少し考えさせられましたが、季節外れの桜も良いです。
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# by vwpolopolopolo | 2007-01-13 23:45 | 日常生活
標題の本を取り寄せて読みました。大前氏のことはもちろん知っていましたが、頻繁に本を出しているようで、様々なことをやって忙しい人のようなのに本当に自身で書いている本なのか?と勝手に訝って今まで氏の著書を読んだことがありませんでした。

それが以前、オーストラリア人管理職と少し話した際、「ケンイチ・オオマエが云々」と言ったのを聞いて驚きました。大前氏とはそんなに影響力のある人だったのか・・・と。著書もそもそも数も出しているようですし、国際的な発刊も多々しているようで、そのゆえかと思います。

ともあれ、以下興味深い指摘としてメモしておきたい点です。

・企業(Company)のもつ長期的に維持可能な、競合(Competition)に対する相対的優位性を最大限活用しながら、顧客(Customers)のニーズを満たす、との3つのCを使った戦略の立案が難しくなっている。個別的に大きく変貌を遂げようとしている分野で、しかし相互に連関する事業を複数抱える場合、自社が何なのかを再定義しなければ競合や顧客を定義することが不可能。

・中国は事実上、地域国家の集合体。一つの国民国家として捉えるべきではない。98年の朱ヨウ(金へんに容)基首相による3つの尊重により、「個人財産の尊重」が中国憲法に修正条項として入れられ、事実上の意思決定の権限の多くが既に実績を上げている地域(大連等)へ委譲された。省の代表や市長はこれまでは共産党地方書記よりも格下の扱いであったが、重しが取られ、世界中の資本、企業を引き付ける仕事を与えられたこととなる。

・政治単位というより経済単位の地域国家が今後台頭。近隣から富を奪うのではなく世界中から富を呼び寄せるもの。地域国家勃興可能地域として、海南島、ペトロパヴロフスク・カムチャッキー(ロシア)、バンクーバー・ブリティッシュコロンビア州、エストニア、バルト海の一角(グダニスクからリガにかけてのバルト海沿岸地域と隣接する内陸部)、ホーチミン、ハバロフスク地方・プリモルスキー地方・サハリン、サンパウロ、九州が挙げられる。

大前氏の関心事項は、「お金の流れ」ということで分かりやすいものでした。中国が地域国家の集合体と肯定的に捉えられているのは資本流入という事実を根拠としているからと思います。一方、資本流入以外の如何にも中国的な制度的要因を直視せざるを得ないビジネス関係者、行政官等は中国の負の側面をクローズアップする傾向がある、ということと思います。中国に関しては過度に楽観視、過度に悲観するべきものでもないと思いました。
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# by vwpolopolopolo | 2006-12-20 23:30 | 日常生活

Hors de Prix

f0008225_517433.jpg標題の映画を観ました。男優はGad ElmalehというLa Doublure(4月2日に言及。)の主役だった人で、女優は「アメリ」で有名で最近では「ダヴィンチコード」にも出ていたAudrey Tautouです。2人ともお馴染みの顔であったため、観ることにしました。hors de prixの辞書的な意味は「べらぼうに高い」ということのようです。あるサイトでは「希少価値」と訳されていましたが、映画を観た後では、なるほどなという仮訳です。

舞台はビアリッツから始まって、モナコまでの高級ホテルが舞台になっていて、見覚えのある場所も多々ありました。感想を言うと、軽妙洒脱なコメディで面白いのですが、お洒落過ぎてどうも・・というのが正直なところです。Audrey Tautouはテレビには出ず、安売りしない女優であると聞きますが、私が好むようなコメディとはならずお腹を抱えて笑えないという感じで、要するにお洒落過ぎました。男優の方も、本来はお笑いをやる人の筈なのですが、Audrey Tautouと釣り合せるため少し決めすぎているというか、どこにでもいる(普通以下の)男性の悲哀を漂わして、もっと人情味のあるお笑いを提供してほしかったなというのが正直なところです。

Audrey Tautouはいかにもフランス人らしい、また魅力的な女優ですが、今回観ていて、少し痩せすぎている印象を持ちました。食事などに気を遣っているのでしょうが、モデルのようにあまりに痩せているのは少し大丈夫かなと思ってしまいます。

専用サイト。メイキングや映画のシーンなど多く含まれ楽しめる内容です。

以下上記サイトから貼り付けた粗筋です。
【Jean, serveur timide d'un grand hôtel, passe pour un milliardaire aux yeux d'Irène, une aventurière intéressée.
Quand elle découvre qui il est réellement, elle le fuit aussitôt. Mais Jean, amoureux, se lance à sa poursuite et la retrouve sur la Côte d'Azur.
Rapidement ruiné, il finit par adopter le mode de vie de celle qu'il aime et s'installe comme homme de compagnie dans un magnifique palace.
Ce nouveau statut le rapproche d'Irène qui accepte enfin sa présence. Elle lui donne alors des conseils et sans s'en rendre compte, s'attache de plus en plus à lui...】
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# by vwpolopolopolo | 2006-12-17 21:50 | 日常生活

La course des champions

f0008225_794474.jpg去年もテレビ観戦しましたが、今年もやっていてテレビで観ていました。今日は一日雨で丁度楽しめました。一応F1とWRCの世界とタイトルがつく自動車レースのチャンピオンが出てくる、というコンセプトのレースです。

しかし去年もそうでしたが、F1からの参加がありません。有体に言うと、アロンゾが出てきません。一方WRCの方は年間チャンピオンのセバスチャン・ローブ(及び2位のマーカス・グロンホルム)が出てきていました。

その前年は、シュマッハーとローブが並んで写真を撮ったりしていた記憶がありますので、チャンピオン中のチャンピオンに相応しい内容であったと思いますが、だんだんと形骸化しているようです。

それもこれも、場所はオリンピック級のスタッドフランスで開催されても、やはりフランスだけでなぜ(毎年)やるのか、という話がひょっとするとあるのかもしれません。

雨が降っていたせいで、コースが濡れていて、たくさんの車がスピンしたりしていました。プロのドライバーのドラテクを見るには面白いものだったと思いますが、寒空で雨の中スタジアムまで行く元気はありませんでした。(サイト
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# by vwpolopolopolo | 2006-12-16 23:20 | 日常生活
ルーブル学校で聞いた話を以下少し。

・イスラム教が普及する以前もともとアラブ世界は、クリスチャン、ユダヤも多く、ギリシャ・ローマ世界(トルコ・エジプト含む。)とメソポタミア世界の間にあって、商業を行っていたことからこれら地域にインテグレートされていた側面あり。中近東に独立して存在していたわけではなかった。

・イスラムで巡礼の対象となるのはメッカのカーバ神殿。これはお馴染みですが、もうひとつ聖地があるそうでメッカ北部にも聖地があるそうです。それを今回初めて写真で観ました。(これら聖地への巡礼はハッジュと言うそうです。)広い敷地に6角形の建物の上にクーポール(ドーム)が乗っかっているようなものが建てられていました。ちなみに世界中のモスクはカーバ神殿の方向を向いて建てられています。

・通常モスクの4隅に立つミナレット(尖塔)はモスクのクーポールが倒れないようにするためのもの?

・イスラム建築は、皮膜的建築(絵でアラベスクであったり、花の絵であったり)ということであって、欧州のように外部に彫刻的形態を誇示するものではない。(タージマハルも同様で参照されていた。)
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# by vwpolopolopolo | 2006-12-14 23:50 | 日常生活

Miss Franceの発表の仕方

つい今しがたまでTF1で「Miss France 2007」が中継されていました。

フランス各地域の2006年のミス代表が集結してフランス一を競い合うもので、司会者はミリオネアでも司会をしている男性でした(名前は良く知りませんが顔は覚えています。)

ファイナリストとして5人が残っていました。Miss Reunionなども見えます。海外県からも来るのだな・・と興味深く見ていました。

商品は、プジョーのカブリオレ、モーリシャス1週間滞在などと紹介されていたと思います。

最後の発表の仕方が印象的でした。日本なら5人が並んで、照明が落とされて丸いライトが左右に動いて、例えば「ミス日本は・・・ミス東京です」などと言いながら発表すると思います。

こちらの発表の仕方は変わっていました。「第4番目はミス~」、「第3番目はミス~」、「第2番目はミス~」と淡々と発表して、最後に2人が並びます。どちらかがミスフランスで、どちらかが第5位ということとなります。もちろんファイナルの5人に残っている人は私から見て甲乙がつくような差はありませんでした。とはいえ、なぜ第5位と第1位が最後に並んで、視聴者もドキドキしながら見るのか良く理解できませんでした。第2位と第1位が並ぶのなら分かります。

ともあれ、最終的にはMiss Picardieが選ばれて終了しました。
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# by vwpolopolopolo | 2006-12-09 23:55 | 日常生活

塩野七生さんのヴェニス

今日は朝から雨で風もきつく悪天候でした。棚にある日本から持ってきていた本を整理していて、塩野七生「ルネッサンスとは何であったのか」を見つけました。2001年4月21日に購入したと記録しています。中を見ると「ヴェネツイアで考える」との章があり、ざっと読み返すと為になることがたくさん書いてありました。先週ヴェニスに行っていましたが、これを読んでから行くべきだったと後悔しました。

以下読み返してのポイント整理です。

・ 渡し船に立ったままの人は土地者、ほんの少しの時間なのに坐っているのは他所者。
・ 高速道路を走っていてヴェニスナンバーを見たら注意せよ、と現代でも言う。
・ 共和政体は、古代アテネのような直接民主政でなく、現在の代議員制民主主義とも異なる。寡頭制と呼ばれる小数指導型の政体で、共和政時代のローマに近い。
・ 有力家系に生まれれば、成年に達すると共和国国会の議席を与えられ、これら議員の選挙により元老院議員(セナート)を選出。これが事実上の国会。内閣機能は実際は17人による「10人委員会」。最高責任者は、古代ローマでは1年毎選出の2人の執政官である一方、ヴェニスは一代限りの終身の元首。但し、権威のみの保障で、権力的には内閣の1人、10人委員会の1人との扱い。
・ ヴェニスの有力者とは交易で財を築いた者達。富の格差はあったがそれが固定しない仕組みが設けられたところが経済人の運営する国家の見本。例えば利益率の高い香辛料を運ぶ大型商船は個人の所有は認めず。
・ 自国市場を守るに欠かせない海軍は全員を自国民で固める(陸軍は傭兵にも依存。)。レパントの海戦勝利はヴェネツイア艦隊なしには成し得ず。
・ ヴェネツイア指導者の究極の目標は、自国の独立、ローマ法王庁からの干渉の排除。「まずはじめにヴェネツイア人、ついでキリスト教者」と一般の市民ですら口にするほど政教分離主義が鮮明。
・ サン・マルコ寺院は公式にはヴェネツイア共和国元首の個人礼拝用のチャペルで、寺院の主権はローマ法王庁に属さず。司教館は遠く離れた場所に置かれた由。ローマ法王が「自分はどこでも法王だが、ヴェネツイアだけは違う。」と嘆いたとのエピソードも。
・ 運河沿いにサン・マルコ広場までの建築物を見ると、14~15世紀のビザンティン様式(カ・ドーロ等)、16世紀の西欧色と変遷。
・ ヴェニスを代表する芸術家ティツィアーノについて、直接に降る陽光だけでなく、運河に反射する光も影響。そのゆえ多彩な色使いとなる。しかし単なる色彩画家でなく、描かれる人物の人生すら感じさせる力量があったことから、当時のヨーロッパ中の王侯貴族からの依頼が絶えない流行画家となった。
・ ゲーテは、ヴェニスは肉体の目で見るには不十分で、心の目で見なければ分からない、と遺している。

ドゥカーレ宮殿を最初に見て、通常の西洋建築と異なるな、と思ったのも訳ありで、東方(ビザンティン)の影響を受けていたということとなります。東ローマとローマ法王庁との間でうまく中立を保ちつつ、交易の中継地点として生きながらえたヴェニスには何かと学ぶことが多い気がしました。
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# by vwpolopolopolo | 2006-12-03 23:00 | 日常生活
アルノーラルエール(2月18日に言及。)というパティシエの店に行きました。久しぶりに彼のケーキ等を食べたくなったからです。車を運転して行きましたが、コンコルド広場からマドレーヌに入っていく辺りは大渋滞でした。土曜日に運転してこれほど混んでいたのは久しぶりでした。観光バスなども横から突っ込んできたりで、大変です。

行ってみると、以前に比べてお客さんが多くなり、明らかに評判が上がって色々なところから人が買いに来ているようです。私の後で若いカップルが買っていましたが、英語で注文していて、店の人も(下手ですが)英語担当のような人が説明をしていました。英語系のガイドブックにも載り始めたのかもしれません。

楽しみにしていたクイニーアマンは売切れの由で残念でした。入店したのが13:30くらいで午前で回転してしまったようです。以前も食べたサントノールを買ってみました。家に持ち帰って食べましたが、正直なところ少し質が落ちたような気がしました。もし大量生産化されてこのようなことになっていたとしたら大変残念です。

マカロンはさすがに美味しかったと思います。ここのは、通常のもののように生地がべとつかずふわっとしているため評価されるのかと思います。季節もののマロングラッセも食べてみました。日本のものは砂糖の塊のようなものであるため私自身好んで食べないのですが、こちらのは栗!という食感が良く出て美味しいと思います。しかし少し高く1粒3ユーロくらいはしていたと思います。

店を出て、通りの右向かいのカフェに入ってみました。ご飯がまだだったため、ドライトマト、普通のトマト、チーズがパイ生地に載ったタルトを頼みました。上にびっしりとルッコラが載っていて、周りにはバジリコとオリーブオイルのソースがかかった、このような場末の(?)カフェには似つかわしくないような立派なお皿で美味しいものでした。9ユーロ。フォカッチャのようなパンと一緒に食べて満足でした。周りのお客さんも家族連れや友人同士などのグループで店の人とも楽しそうにやっていて地元密着のところなのかと想像しました。

横にフランプリ(スーパー)があったのでついでに買い物をしようと入店すると、クリスマスツリーの木が売られ始めていました。そろそろどこの家でも調達し始めるのだろうなと思って見ました。
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# by vwpolopolopolo | 2006-12-02 22:30 | 日常生活
今日は新聞記事で面白かったものを書きます。

「Paris se voit en terre d'accueil des boi^tes etrangeres」との題名で20 Minutesから。

内容は、2005年、多国籍企業で戦略部門をパリ及びイル・ド・フランスに置いた会社は194社(コンピュータ、新技術、ファイナンス関係)で、6000人以上の雇用を確保、グレーターロンドンの177社を抜いて、初めてトップに躍り出た、というものです。その後が米国、欧州諸国、アジアと続く由です。パリと同じくらいに多くがパリ北西部とイル・ド・フランスに投資されているということでした。

但し、人数でいうと、ロンドンはパリに比べて2~3倍いるそうで、ロンドンと比肩するにはあと10年以上要するであろう、とのことでした。ロンドンは交通網が発達し、公害が少なく、多くの言語が話される点で優位にあるということです。

一方イル・ド・フランスが選択されつつあるのは、イル・ド・フランス協会によれば、パリから半径200キロの地域にヨーロッパでも特に強力な購買力を持つ層が住んでいること、企業にとって多様で安い運営費(賃金がロンドンやベルリンほど上がらない)、ロンドンやフランクフルトに比較してオフィスの値段が安く直投しやすいこと、が挙げられています。改善点として指摘されていたのは、シンボルとなる役割が例えばラ・デファンスに必要、シャルルドゴール空港との連絡、経済ビザの簡素化が挙げられ、最後に「On ne peut plus traiter un PDG japonais comme une famille malienne.」(日本人の社長をマリの家族のように扱うわけにはいかない)とありました。こちらで日系企業の駐在員が就業を行う上でビザが下りるのに手間がかかるのは良く聞く話です。

最後にロンドンへの直接投資の中で、イル・ド・フランスが今後惹きつけなければならない国のものは中国とインドと指摘されていました。

囲み記事では、韓国のLG電子の現地法人がパリ郊外に拠点を持っていることを扱っていて、パリがロンドンと比較してヨーロッパの中心に近いこと、フランス人が新技術を実装するのが他国に比べて速いこと等を利点として挙げていました。
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# by vwpolopolopolo | 2006-11-21 23:59 | 日常生活