洗濯機が壊れたのは、2週間前でしたが、先週の土曜(故障後1週間にして)やっと新品が大家さんの手配により配達されることになっていました(先週土曜の配達というアレンジをしてもらう迄も大家さんと何度も電話連絡。)。事前に大家さんからは、「配達してくれる業者が現在ある古い物を取り払い、新しい物を据えつけてくれるよう手配した」と聞いていました。
さて、先週土曜首を長くして待っていると、業者の人が新しい物(Boschというドイツ製のもの)を持ってきてくれたのですが、「古い物を取り払うのは自分達の仕事ではない。」ということで、急遽私が引っ張り出そうとしましたが重くて動かず、「仕方ない。」という感じで業者の人が見てくれると、「ビスで固定されているようで、勝手に外してもし問題が起きたら責任を問われるのでやはり出来ない。」と言い残して帰ってしまいました。従って壊れた物はそのまま、新しい物がどんと場所を取っているという最悪の状態になりました。
夕方大家さんにその旨連絡しましたが、「取り払わないなんてフランスではあり得ない。チップは渡したか?」などと言われ、「チップを渡したらごり押しが出来た?」しかしその時にはチップなど思いつきもしませんでした。また、「洗濯機が固定されている、と聞いた。」と言っても、「そんな筈はない。」とお互いの主張は平行線を辿るばかりで、結局次の日(日曜)の夜、大家さんが確認に来ることとなりました。
大家さんは60歳くらいのおばあさんで、アパートまで来るのに友人に車の運転をお願いするということで、実際に来てもらうまでにも私と時間等電話で何度もやりとりです。さて、夜チェックに訪れた大家さんは、洗濯機を見て「これはやはり固定されていない。もう一度業者と掛け合って来てもらうようにする。明日電話してほしい。」ということですぐに帰られました。
次の日(月)、夕刻電話すると、「今日は朝からずっと業者と掛け合ってくたくたである。こんなことは今まで一度も経験したことがない。やはり彼らは、取り外しは出来ないと言っている。誰か別の技術者を頼んでみるので明日また電話してほしい。」とのこと、しかし話の中で「Sorry」という言葉が出てきて、ははあ責任を負うことにセンシティブな欧米人でもSorryなんて言うんだなと感心しました。
ということで次の日(火)電話すると、「明日の何時か分からないが技術者を連れて行けそうだが時間がはっきりしない。また明日電話をしてほしい。時間はその際に伝える。」とのことでした。
そして次の日(水)、電話すると、「今夜に人を連れて行けることとなった。しかし今回ほど手間のかかったことはない。技術者のアレンジ、足になってくれる友人を探すこと、市役所に古い洗濯機を引き取ってもらうこと、全てアレンジするのにほとんど電話から離れることが出来なかった云々・・」ということでしたが、夜来てくれることとなりました。
今度は違うお友達と、技術者を連れて現れました。水道の元栓探しに少し苦労しましたが、取り外しはすぐに完了し、据付も完了。この技術者の人には夜遅く来てもらったということで大家さんと折半して50ユーロを支払いました。少し操作の仕方を確認しましたが、説明書は色々な言語のものが用意されているもののなぜか英語はなく、スペイン語、ギリシャ語等意味のないものばかりで、結局フランス語のものに頼ることになりました。少しは大家さんも見てくれましたが、なにぶんおばあさんなので眼鏡を外し、老眼と戦いながらの説明は十分でなく、結局「フランス語の勉強に良かろう。」と私に託して帰って行きました。
大家さんも高機能の洗濯機を買ってくれたわけでもないようで、それほど複雑な機能はなかったようです。ところが次の日洗濯機を初めて動かしてみましたが、水がほとんどたまらないで動いています。古い方はもっと水をためながら動いていました。「またもやトラブルか?商品交換などとなったらまた一からやり直し・・・」と愕然としました。
早速同室のフランス人同僚に聞いてみました。彼女によれば、Boschは大変良いメーカー、しかし水がそれほど少なくしかたまらないのはおかしいのではないか、ということでした。すぐに大家さんに連絡しようかと考えましたが、まずは調べようとインターネットでBoschを調べてみました。
すると、何とBoschとはエコ・フレンドリーを売りにしている会社で、従来の洗濯機で使う水の約3割で、電気代も約4割で済むように作られているということで、やっと納得しました。しかし日本の洗濯機のように水をふんだんに使って洗濯するのを見慣れている者としては、何とも頼りない水量です。しかしこのようなもののようです。しかし洗濯を全て完了するのに110分も要します。以前のものは約75分要していて、長いなと思っていましたが、新しい物は余計に時間を要します。最低の機能のものなのかもしれません。
ともあれ、洗濯機騒動は落ち着きました。ところで大家さんは、今般の買い付けをカルフールに依頼したようでした。どうやらそれが問題なようで、あまりケアがされないということもあるようです。これが家電専門のDartyなどであれば問題が少なかったであろうと思われます。
トラブルが起こると色々と勉強にはなるのですが、あまりこのようなトラブルには遭遇したくないものです。