IE9ピン留め
Musee de l'Histoire de France (Ho^tel de Soubise)、お礼
標題の歴史博物館を訪問する機会がありました。入場料は3ユーロ。マレ地区にあるスービーズ公という人の館だったところが博物館になり、13世紀頃からの王が発した公文書が展示されていました。古い物は見ても何が書いてあるのかさっぱり分からないのですが、ガイドブックに「ジャンヌ・ダルクの手紙が展示されている」とあり、学芸員の人に聞くと「そのようなものはないが、マリーアントワネットの書簡がある。」ということで案内してくれました。

La derniere lettre de Marie-Antoinette adressee a Madame Elisabeth pour lui recommender ses enfants, 16 Octobre 1793, 4 heures 30 du matin.

と説明書きがありました。「本手紙は後にロベスピエール関係の書類から発見された」とも説明がありました。夫のルイ16世は、1793年1月21日に処刑されているようですが、マリーアントワネットは1793年8月2日までTempleにいて、その後コンシェルジェリーへ移され、1793年10月16日12:15に処刑された、と説明が付されていて、処刑される当日の早朝にしたためた「最後の手紙」ということとなります。

A4の紙に2枚程度びっしりと書いてあるものでした。驚いたことが2点ありました。1つは、文章(言葉遣い、文法)が現在と同じであること。手書きで達筆なため良く読めないところもあるのですが、mon fils、ma filleなどの文字は十分判別でき、一部内容も追えました。200年以上も前の文章が今の言い回しと変わらないというのは、日本と比較してもその違いが際立つと思います。今は凋落しつつありますがヨーロッパにおける最近までのフランス語のパワーは恐るべきものだったのだなと思いました。

2つ目はいよいよ最後の日を迎えて手紙をしたためているわけですが、文字に乱れが見られないことでした。まだ38歳の若さで、間もなく迎える死の恐怖は当然あったはずですが、文字から判断するだけであれば泰然自若としているように見えました。何かとスキャンダルの多い人であったことは間違いないようですが、随分と芯の強い人だったのでは?と想像しました。


☆お礼☆
さて、本ブログの更新を都合により本日をもって終了させて頂きます。多い日には30人くらいの方にご覧頂いていたようで、また、何人かの方々には定期的にコメントを頂きましてありがとうございました。コメントを頂いて、自分では考え及ばないこと(知らなかったこと)をご指摘頂け大変参考になりました。また、コメント等を頂いた方のブログを中心に覗かせて頂き、色々な分野の情報に触れることが出来、改めてブログのパワーを思い知りました。私自身あまり熱心なブロガーではなかったため、お返しコメントもあまり出来ず、また、色々なところに出掛けてリンクを貼るとまでも行かず、貢献不十分、威力半減であったかもしれませんが個人的には大変楽しませていただきました。重ねましてありがとうございました。
(なお、vwpolopolopoloの名前は、本更新を最後として以降使用しませんので、仮に今後この名前がいずれかで何らかの形で使われている場合には、それは本ブログを更新していた私以外の方によるものということを念のため申し添えさせていただきます。)
# by vwpolopolopolo | 2007-06-18 22:50 | 日常生活
続教習車
帰宅時に歩いていた際、「何だこれは?」というようなプレートが載っている車を見ました。

「Voiture ecole」と一応活字体で書いていますが、マジックインキで書いているのが良く見ればすぐに分かる型紙のプレートを車の天井部分にガムテープで固定した車が駐車されていました。

まず教習車なら「Auto ecole」が通例と思いますが、こちらは上記のような書きぶり。その時点でまずおかしいですが、紙に書いているので偽物というのがすぐに分かります。

あれは半分冗談なのかと思いますが、案の定、ワイパー近辺に違反切符らしき紙が挟まれていました(ひょっとすると単に広告が挟まれていたのかもしれませんが。こちらでは駐車しているとすぐに何かの広告が挟まれます。)。
# by vwpolopolopolo | 2007-06-12 23:30 | 日常生活
Auto ecole
昨日の夜待ち合わせる必要があって、凱旋門近くの通りを歩いていた際のことです。

標題の文字が書いてある赤いプレートを天井に載せた車が停まっていました。これは教習車の意味です。「大通りでもない裏道でなぜ教習車が駐車したままになっているのかな?」と一瞬不思議に思っていました。

その付近で待っていると、しばらくしておじさんとおばさんの夫婦がやって来て、その「教習車」に普通に乗り込みます。「あれ?これはひょっとして普通の自家用車では?」と思っていると、おじさんは、車の上に載せていたプレートをひょいととって何気なく運転席の中にしまいこみました。それで車は走り去りました。

なるほどと、これは違法駐車によるレッカー対策ということです。このおじさんはどこかで教習車のプレートを入手し(拾ったか拝借したかのどちらかでしょう)、駐車する際にそれを天井にひょいと載せておくということにしているのでしょう。

教習車であればまずレッカーされることはないでしょうし、車にキズをつけたりするいたずらをされることもないでしょう(「教習車」は何となくいたずらの対象にならないと思います。)。そして何よりも「教習車」のプレートが単に天井部分に乗っかっているだけとは誰も思わないので、それを持ち去られる心配もほぼありません。

ということで、あれは違法ということで取締まりの対象となるか分かりませんが、「いけないこと」には相違ないと思います。しかし人間の心理を突くようなうまいことを思いついたものだな、と感心しました。(真似はしませんので念のため。)
# by vwpolopolopolo | 2007-06-07 23:00 | 日常生活
エリゼ宮の費用
今日のMetro新聞は「La Sortie」としてシラク大統領がエリゼ宮を出るということを1面に書いています。

また、社会党のRene Dosiereという人がL'Argent cache de l'Elyseeという本を書いて、2006年のエリゼ宮の出費等について様々分析しているようです。

人件費: 14.8 million euros
ワイン代: 250000 euros
生鮮費: 750000 euros
通信費: 4.17 million euros
郵送費: 500000 euros
維持費: 4.8 million euros

また、この調査によるとシラク大統領就任時の95年と比較して2006年は3 million eurosから27 million eurosへ798%の増加となっており、特に航空機代(6 million euros)は公用の時間と一致しないことがショッキングである、と指摘しているようです。

加えて、エリゼ宮で120人が働いているにも拘らず、この人達に対し誰が給料を支払っているのか不明(エリゼ宮?閣僚?)で、ミステリーである、とも指摘しているようです。

近時は首脳饗宴代を節約するのが世界的な潮流と見かけますが、それでもさすがにフランスでワイン代はまずまずの出費かと思いました。とはいえ社会党(野党)の調査のため、これはこれで差引くべき事項もあるのかもしれません。
# by vwpolopolopolo | 2007-05-15 23:50 | 日常生活
Goodbye Bafana
時間を見つけて、標題の映画を観ました。土曜なので9.50ユーロ。開始時間ちょうどだったというだけで飛び込んで観たもので、フランス映画でもないですが、ネルソン・マンデラとその看守官吏の関係を描くもので、時代背景の描写等面白いものがありました。

68年から描かれていましたが、当初はアパルトヘイト政策が共産主義の砦となるよう、70~80年代にかけては(黒人)テロリストとの戦い、という風な台詞が見受けられました。ネルソン・マンデラの30年近い投獄生活も比較的ドライに描かれているなとの印象でした。

【以下サイトにあった、粗筋を記録のため貼り付けたものです。

South Africa - 1968

Twenty-five million blacks are ruled by a minority of four million whites under the brutal Apartheid regime of the Nationalist Party Government. Black people have no vote, no land rights, no rights to freedom of movement, to own a business, to housing or education. Determined to retain power, whites ban all black opposition organisations, forcing their leaders into exile or imprisoning them for life on Robben Island.

James Gregory, a typical white Afrikaner, regards blacks as sub-human. Having grown up on a farm in the Transkei, he learned to speak Xhosa at an early age. This makes him an ideal choice to become the warder in charge of Mandela and his comrades on Robben Island. After all, Gregory speaks their language and can spy on them. However, the plan backfires. Through Mandela's influence, Gregory's allegiance gradually shifts from the racist government to the struggle for a free South Africa.

Goodbye Bafana tracks the unlikely but profound relationship between these two men. Through their unique friendship, we witness not only Gregory's growing awareness of man's inhumanity to man, but South Africa's evolution from Apartheid to a vibrant democracy.

The story, which documents how Mandela became the most inspirational political figure of the modern world, poses the questions: Who is the prisoner? And who sets whom free?】
# by vwpolopolopolo | 2007-04-28 23:30 | 日常生活
Provins
パリに近いところでありながらまだ行ったことのなかったプロヴァンに行きました。街自体は典型的な中世都市で鷹匠のショーなどもありました。

興味深かったのは、les Souterrainsという迷路のような地下道で、全長は10キロ、もともとは毛織物の脂を落とす酸性白土を採集するための石切場だった模様です。

しかしこのような迷路が出来ると、フリーメーソンの隠れ家、貯蔵庫、集会所となった由でした。壁にはおそらくフリーメーソンのものと思われるシンボリックな落書きがありましたが、ガイドの説明によれば解読できない由でした。
# by vwpolopolopolo | 2007-04-22 22:45 | 日常生活
やはり大統領選挙
朝、駅に向かっていると、青いTシャツを着た集団が大声で叫びながらビラを撒いていました。ビラをもらうとサルコジ候補の写真で、Dimanche Tout Devient Possible!と威勢のいいことが書いてあります。

道を渡って反対側でもビラを配っている集団がいました。またサルコジか?と思ってビラをもらうと今度はロワイヤル候補のものでした。サルコジ候補のが1枚紙ですが、こちらは小冊子になったものです。Avec vous, le changement. Le vrai. L'ordre juste et le desir d'avenirと少し長めのスローガン。

びっくりしたのは、ロワイヤル候補のビラを配っていた人の中には車椅子(une chaise roulante, un fauteuil roulant)に乗っている人がいたことでした。社会党の候補ということで、弱者もきちんとケアする筈(?)のため、支持・参画している人なのかなと想像しました。

フランス語のレッスンでも選挙が話題になりました。この先生は、私と会話する上ではできるだけニュートラルに話そうと最初は努めているようでしたが、色々と質問しつつ聞いていくと、兎に角サルコジには入れたくないということがありありと露呈して面白いものでした。先生はもともととても上品なマダムで、外国人である私の前では客観的であろうと努めているようですが、そこはやはりフランス人で主張がどうしても出てきます。

先生は、「前回の大統領選挙では迷いがなかったが今回は迷っている。(ロワイヤルとベイルーのいずれかということでしょう)」ということで、

サルコジは、職業には元来階層的(賃金的)差異があるのに、valeur de travailといって市場経済型の労働市場を念頭に置くが、兎に角働けば良いという話ではない。ブルーカラーの仕事を1日何時間もやり続ければ良いのか?という話である。また、バカンスに行って云々という家族のイメージも全ての家族に当てはまるものではない。彼の考えは画一的で非常にドラスティックである。

また、近時の「犯罪(特にpédophile)、うつ病による若年自殺は遺伝的なもの」との発言も、私もこのニュースを聞いておや?と思いましたが、この先生も気に食わないようで、『Le Meilleur des mondes』(英訳Brave New World)(Aldous Huxley著)の世界を彷彿とさせる、と指摘していました。

ロワイヤルは、まあまあだが、国際関係において心配が残る。

ベイルーは、政策が左右にぶれて一貫性がない。

等話してくれました。さて、これを聞いても分かるのですが、サルコジ候補は決戦投票にまで行く可能性は高いにしても、決戦投票で2者択一となった場合に、競争相手が「サルコジよりまし」という理由のみで有権者に選好される可能性があると思います。

エコノミスト誌でもサルコジ候補がナポレオンのように扱われ、あたかも勝利するかのように記載されていたそうですが、決戦投票になれば結果は本当に読めない、ということかなと思いました。
# by vwpolopolopolo | 2007-04-20 22:50 | フランス語
Patrick Bruel、 le poker
フランス語のレッスンで、最近フランスで人気がある(faire fureur)ものということでポーカーが挙げられました。確かにテレビのユーロスポーツを観てもたまにポーカーの試合をやっています。

それで、ポーカーと言えば誰?という話になり、標題のPatrick Bruelというフランス人が紹介されました。もともとは役者、歌手、今はポーカーのプロ選手としても有名という人だそうで、全く知りませんでした。検索すると立派なサイトが用意されています(サイト)。オランダ人クラスメートが、オランダでも知られていると指摘していました。

変わって、食べ物について。フランスはカエルを食べるということは良く出てくる話ですが、フランス人にとっては、「カエルを食べている」というよりは「カエルの腿肉(les cuisses)を食べている」と考えるのが正しい認識ということでした。カエルを食べるのは地域性のあるものではなく、フランス全国的なもの、ということだそうですが、年がら年中食べるものではなく、何かある際に食べるものとのことです。

犬好きのフランス人にとって、中国などで犬を食べると聞くのは大変ショックだそうですが、猫を食べた例はあるそうで、第2次大戦後の貧しい時期、ウサギと猫が良く似ていることから、稀少となったウサギではなく、猫が食用にされたことがあったそうでした。(先生がニース出身で、お爺さんなどに聞いたそうで、本例は少なくともニース近辺のみの話です。)

これも上記のオランダ人クラスメートが言っていたことですが、以前ノルウェーで結婚式に出た際に、鹿の肉が出され引いてしまった、とコメントしていました。日本人にとっては鹿くらいならという感じですが、それぞれ国柄があることに改めて気付かされます。
# by vwpolopolopolo | 2007-04-13 23:00 | フランス語
カフェドフロール
初めて標題のカフェに行きました。休日とありそれなりに混雑していました。ショコラ7ユーロでやや高め。クラブサンドイッチ17ユーロ、こちらもレタス、トマト、ゆで卵、鳥の切り身程度が入ったものでしたが、少し高い印象です。

禁煙というと、2階へ案内されました。植木がたくさん置いてある辺りです。

2階あがったすぐのところにあったポスター。

その後、その近くのチョコレート屋に初めて行きました。Patrick Roger(サイト)という店で売り出し中のようで、美味しいものであったと思います。
# by vwpolopolopolo | 2007-04-09 22:50 | 日常生活
Les pays du Nord au XVIIe siecle
ルーブル学校のお題は、主としてオランダ(ベルギー)でした。

先般行ったハーグで観たフェルメールの絵(例:イヤリングの少女)なども紹介されていました。もともとオランダはカルヴィニズムが盛んで南部から普及し始めたものの、そこにスペインのフェリペ2世からの弾圧がかかり、カルヴァン派は北部へ移り住み、ユトレヒト同盟を結成してオランダ独立戦争に貢献したこととなります。(南部(現ベルギー)は旧教サイドに鎮撫される。)

このような政治的背景は絵画等の芸術に影響を及ぼしたようで、15世紀からAutonomyを志向する絵が出始め、16世紀にはオランダがインド、アメリカとの交易もあり世界で最も富裕国となるに至って、芸術は宗教的・歴史的なものを扱わなくなり、アクションを伴なう躍動的なもの(例:チュルプ博士の解剖学講義)へと変遷した、との説明でした。

ルーベンスの家というのも写真で紹介されましたが、自身外交官としてスペインに赴任していたこともあるそうで、イタリアにも長く住み、そこでのインスピレーションを元に自分の家も設計(イタリア風の窓など)しているとのことでした。

ヴァンダイクもイタリアの影響を大きく受けた、と指摘がありました。オランダの芸術家に限らず、皆イタリアを目指しているなとの印象を持ちます。眩しい太陽、美味しい食べ物(?)、そして一番は歴史、これに惹かれてのものだろうと想像します。
# by vwpolopolopolo | 2007-03-22 23:50 | 日常生活
Chatouで逃したbrocante
通勤時の地下鉄でパリ近郊のChatouで開催されることで知られるBrocanteの宣伝広告が貼られていました。何気なく昼間検索すると何と今日までということで、出掛けようかと考えましたが、雨がちであったことと、(この冬では珍しく)少し冷え込んでいたこともあり断念しました。もう行ける機会はないかもしれませんが、記録のため残しておきます。

以下Chatouのサイトから抜粋。

【74e Foire à la Brocante et aux Jambons

Première brocante de France Du vendredi 9 au dimanche 18 mars de 10 h à 19 h,


Île des Impressionnistes. Organisée par le Syndicat National du Commerce, de l’Antiquité et de l’Occasion (SNCAO), elle accueille plus de 800 brocanteurs venus de toute la France. Le Boulevard Voltaire est l’allée gourmande où vous dégusterez les spécialités du terroir de France.
Evénement-animation, au fil des stands :
« l’authentique valeur vraie »
Entrée : 5 €, gratuite moins 15 ans
Services : achats, ventes, expertises, garanties, transport.
Commissariat Général de la Foire : 01 34 80 66 00】

# by vwpolopolopolo | 2007-03-18 22:00 | 日常生活
消防車
今日オペラ通り近辺(スターバックスの辺り)を歩いていたら、辺り全体が煙っているのに気付きました。火は見えないですがどうも近くで火事が発生しているようで、立ち止まってしばらく様子を見ていると、すぐに消防車が2台ものすごい勢いで私の目の前の通りに走りこんで来て停車しました。パトカーも来てその通りを封鎖して、車が入れないようにしました。

火事の際には、消防と警察が連携していることが伺えました。

すぐに消火や救出にあたるのかと見ていると、辺りに漂っていた煙がなくなり始め、消防隊員もあまりきびきびと動かなくなりました。どうやらそれほどひどい火事ではなくなったようでした。

それでも消防車の梯子が伸び始め、建物の上まで約20~30メートルは延ばしたでしょうか、その後しばらくしてその梯子を1段づつ、消防隊員の1人がホースを肩に置きながら昇り始めました。おそらく緊急を要するような段階は過ぎたようで、念のため鎮火に行くようでしたが、消防隊員が階段を昇っていくのには驚きました。

日本であれば、ゴンドラのようなものが梯子についていて、消防隊員がそこに乗ると自動的に昇降するシステムだったかと思います。今般はまさに一段づつ昇って行くというものでした。昇る途中で、ホースから(おそらく誤って)放水が始まって、「止めろ止めろ」と叫んでいるようにも見受けられました。

結局建物の上に隊員が乗り移って、視界からは見えなくなったため私もその場を立ち去りましたが、階段を昇るというのが、緊急を要しない(救助すべき人がいない)からかなのか分かりませんが、腑に落ちない光景でした。
# by vwpolopolopolo | 2007-03-17 23:30 | 日常生活
B級映画のわけ
昨日フランス語のレッスンの際に、「週末に観た映画は少しB級であったかもしれない」という話を先生にしたところ、先生は、「例えばカトリーヌ・ド・ヌーヴはシラク大統領と懇意である。シラク大統領に『こんにちは、ジャック。私今度このような映画を撮影したいんだけど』と言うと、シラク大統領がポンと予算を措置して映画製作決定となる。ゆえにフランス映画にB級が多いことがある。」

ということでした。「シラクの友人だったら良いのか?」と聞くと、「少し誇張してしまったが、文化相と友人であれば間違いないであろう。」とのことでした。先生はやや穿った見方をしているかもしれませんが、nepotismというのでしょうか、映画の世界は結構まかり通ると一般に思われているようです。

「例えばアヴィニョンは潤沢な予算がある(良く分からなかったのですが、ある予算?については通常の行政区画以外に「アヴィニョン」との特別枠がある由。)ことで有名であるが、これもシラク大統領とのつながりと言われている」と指摘していました。本当なのかどうか分かりません。
# by vwpolopolopolo | 2007-02-28 23:50 | 日常生活
Je crois que je l'aime
標題の映画を観ました。男優は富裕なビジネスマン役で、中国との合弁事業をするため、中国語の勉強にも余念がないという役どころ。女優は芸術家役で、日本との関係があるのか、電話で日本人相手に日本語を話したり、友人だというへんてこな力士を連れたりと、アジアの要素も散りばめられていました。

男優が団体の中国人を接待したりするシーンもありましたが、中国とのビジネスというのがフランスでも顕在化しつつあるのかと予感させるものでした。

粗筋は他愛もないもので、最初からB級映画だな、と思って観ていたので気楽に楽しめました。baguette(バゲットと箸)の駄洒落のようなシーンは周りも笑っていました。B級だから他に観る人がいないのではと訝っていたら、チケットを買う際、後ろにいた人も同じ映画を観ようとしていることが分かって、びっくりしました。ハリウッド映画など大型のもの(硫黄島からの手紙等)が並んでいたので、やはりこちらのは観客は少なかったと思います。

以下サイトから貼り付けた粗筋です。
【Lucas, un riche industriel de 43 ans, célibataire, sort tout juste d'un terrible chagrin d'amour. Il rencontre alors Elsa, une jolie céramiste réputée de 38 ans à qui il a commandé une fresque pour décorer le hall de son entreprise. Irrésistiblement attiré par la jeune femme, Lucas va tenter de la conquérir.
Mais s'il est très habile en affaires, il n'est pas du tout sûr de lui en amour. Il va donc charger le détective privé de sa société, Roland Christin, de découvrir pour quelles raisons étranges cette jolie femme est encore célibataire, en mettant les méthodes d'investigation les plus modernes au service d'un sentiment ancestral : l'amour.】
# by vwpolopolopolo | 2007-02-25 21:55 | 日常生活
続ギッド・ルージュ、Le XVIe siecle italien ou la Renaissance accmplie
Metro新聞にもギッドルージュの話題が載っていました。「ル・サンク」が降格になったのは、メインシェフが近々に店を去るとの噂から、と指摘がありました。ジョエル・ロブションは「ジョエル・ロブション・モンテカルロ」で今般新たに2つ星を得て、合計5つ星を保持。トップはやはりアラン・デュカスで9つ星の保持者。

昨日のニュース(LCI)でも出ていましたし、今日の新聞でも出ていますが、女性シェフ(Anne-Sophie Pic)が40年ぶりに女性として3つ星シェフとなったことが大々的に出ています。昨日のニュースでは早速店の厨房にカメラが入っていましたが、「この仕事は体力的に大変なため、(男性より非力である自分にとっては)体に負担がかかる。」とコメントしていたのが印象的でした。しかし彼女はまだ37歳です。

今般2つ星になったリヨンのシェフがインタビューに答えていて、「3つ星はもはやパリの宮殿(レストラン)にあるものではなくなった。若者や女性にもチャンスが到来している。」と指摘していました。上述のPic女史も地方の人ですし、このシェフもリヨンですが、「パリの宮殿」という風に形容しているのは興味深いものでした。

ルーブル学校は16世紀イタリア、ルネサンスでした。ミラノでダヴィンチが描いた「岩窟の聖母」の「洞窟」のメタファーはルネサンス時には「(全ての)始まり」を表わすものであった由です。これもミラノの「最後の晩餐」は、1つのテーブルに使徒が全員座っているが、単調とならないようにグループ化してアクセントをつけて描いているとの説明でした。「ダビンチ・コード」にちなんだ話が出るかと期待して聞いていましたが、全く触れられることもありませんでした。これは研究者としてあのような俗なものに言及したくないのか、カトリック信者として口にするのも嫌なのか、良く分かりません。

システィナ礼拝堂にある、ミケランジェロの最後の審判では、ミケランジェロ本人が延ばされたような死人として描かれているということでしたが初めて知りました。これもヴァチカンにあるラファエロのアテネの学堂にもラファエロが登場しているということで、皆自分を登場させて茶目っ気があったんだなとの印象です。ラファエロは肖像画を描く人としても評判だった由で、紹介された「バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像」はルーブルでも見たことがあります。

「モナ・リザ」にも言及があり、これはフィレンツェで描かれたものだそうですが、なぜ笑っているのかは諸説あるが、「妊娠して満足な笑みを浮かべているのかもしれない」との説明がありました。

最後にこれもフィレンツェにあるダヴィド像。ミケランジェロの彫刻だそうですが、顔をアップにした写真が紹介されました。見ると随分険しい、怒ったような顔をしています。以前下から見上げたことがあるだけであったため、こんな怖い顔をしていたとは知りませんでした。
# by vwpolopolopolo | 2007-02-22 22:30 | 日常生活
matin PLUS
しばらく気付かなかったのですが、ルモンド誌が、朝の無料紙を配布し始めています。

今日の日付で、No11となっているので、2月頭くらいから配布始めたこととなるようです。写真が多いのが印象的なのと、ルモンド本誌からの記事、Courrier Internationalからの記事が一部掲載されています。(サイト

日本のことが記載されているので、おっと思って見ると、「沖縄が100歳を超える長寿の人が多かったが、近時、肥満、心臓病、糖尿病によりその座を失いつつある(perdre la palme de la longevite)、というものでした。」

写真もあって、おばあさんが扇子を持って踊っているようなものですが、どうも日本についての記事というのは、オリエンタルマジックとか、得体の知れない、等の「ゲテモノ」が多いような気がして仕方ありません。

Metro新聞には、2月のMardi gras(復活祭と関連する移動祝祭日)にちなんだお祭りの特集をしていました。特に、リオのカーニバル、ニースのカルナバル、ヴェニスのカルナバル、フランス北部のダンケルクのカルナバルが挙げられていました。
# by vwpolopolopolo | 2007-02-20 23:20 | 日常生活
Au Quattrocento: l'eclosion de la Renaissance italienne
ルーブル学校のお題は、ルネサンスでした。フィレンツェが始まりの場所ということで、ブルネルスキの建築等を見た後、ルネサンス全体の説明でおやっと思ったことがあったので1点記録しておきます。

ルネサンスにおいては人文主義(ヒューマニズム)というのが表裏一体であったと思いますが、私の持つ世界史辞典によれば「知性と感性の調和せる豊かなヒューマニティの追求を骨子とし、古典作品の収集と学問的研究、古典を模範とする文学的創作活動、またそれらを通じての徳性の陶冶」とあるのですが、今ひとつ分からないです。

今日のレクチャーでは、「ヒューマニズムに知的な人、知性という意味合いはなく、ラテン語のテキストを翻訳する人、翻訳と考えると良い。」と説明があり、良く分かりました。辞書的説明はどうしても総花的になり分かりにくくなりますが、プロにさっと話してもらうと的を得て良いと改めて思いました。
# by vwpolopolopolo | 2007-02-15 22:45 | 日常生活
Molière
昨日の夜仕事の後、人事部局のフランス人同僚と映画を観に行きました。当初、彼はBlood Diamondにしたそうでしたが、長過ぎるのでやめにして、こちらのモリエールにしました。場所はベルシーのシネシテで、ベルシー界隈は行ったことがありましたがこのシネコンに入るのは初めてでした。平日なので9.80ユーロ。

私がいつも行くオデオン界隈のとは違ってちょっとした舞台風の施設で立派なものでした。公開初日ということもあってたくさんの人が観に来ていました。

見慣れた役者も出てきて、準主役のブルジョワにはFabrice Luchini(4月9日に言及。)、その奥さん役にはLaura Morante(Fauteuils d'orchestreの脇役)が知っている人でした。Fabrice Luchiniが演じるのは(貴族ではない)新興ブルジョワで、何とかして貴族を真似る様が面白可笑しく、観客も大笑いしていました。この新興ブルジョワの庇護を受けるのがモリエールで、彼はそこでの生活をベースに喜劇を書いて有名になっていく、というのがストーリーの大まかなものでした。モリエール役も面白いし真面目な感じもあるしで良かったと思います。

2時間の大作でしたが全く飽きずにテンポ良いものでした。映画が終わって、ベルシーの中のニコラ(ワインのチェーン店。店舗と同じ価格でワインと簡単な食事を出す。)に入って、「ここはワインが安いから」とシャトーヌフデュパプ2003を1本頼み(19ユーロ)、映画の解説を色々としてもらいました。(専用サイト

今日、2部屋隣のフランス人同僚にモリエールを観た、と話すと、「モリエールは国民的な劇作家。イギリスで言うシェークスピアみたいなもの。向こうは悲劇だがこっちは喜劇だけど。」とのこと、フランス人観客も期待して観ていたのかと思います。
# by vwpolopolopolo | 2007-02-01 22:30 | 日常生活
洗濯機の顛末
洗濯機が壊れたのは、2週間前でしたが、先週の土曜(故障後1週間にして)やっと新品が大家さんの手配により配達されることになっていました(先週土曜の配達というアレンジをしてもらう迄も大家さんと何度も電話連絡。)。事前に大家さんからは、「配達してくれる業者が現在ある古い物を取り払い、新しい物を据えつけてくれるよう手配した」と聞いていました。

さて、先週土曜首を長くして待っていると、業者の人が新しい物(Boschというドイツ製のもの)を持ってきてくれたのですが、「古い物を取り払うのは自分達の仕事ではない。」ということで、急遽私が引っ張り出そうとしましたが重くて動かず、「仕方ない。」という感じで業者の人が見てくれると、「ビスで固定されているようで、勝手に外してもし問題が起きたら責任を問われるのでやはり出来ない。」と言い残して帰ってしまいました。従って壊れた物はそのまま、新しい物がどんと場所を取っているという最悪の状態になりました。

夕方大家さんにその旨連絡しましたが、「取り払わないなんてフランスではあり得ない。チップは渡したか?」などと言われ、「チップを渡したらごり押しが出来た?」しかしその時にはチップなど思いつきもしませんでした。また、「洗濯機が固定されている、と聞いた。」と言っても、「そんな筈はない。」とお互いの主張は平行線を辿るばかりで、結局次の日(日曜)の夜、大家さんが確認に来ることとなりました。

大家さんは60歳くらいのおばあさんで、アパートまで来るのに友人に車の運転をお願いするということで、実際に来てもらうまでにも私と時間等電話で何度もやりとりです。さて、夜チェックに訪れた大家さんは、洗濯機を見て「これはやはり固定されていない。もう一度業者と掛け合って来てもらうようにする。明日電話してほしい。」ということですぐに帰られました。

次の日(月)、夕刻電話すると、「今日は朝からずっと業者と掛け合ってくたくたである。こんなことは今まで一度も経験したことがない。やはり彼らは、取り外しは出来ないと言っている。誰か別の技術者を頼んでみるので明日また電話してほしい。」とのこと、しかし話の中で「Sorry」という言葉が出てきて、ははあ責任を負うことにセンシティブな欧米人でもSorryなんて言うんだなと感心しました。

ということで次の日(火)電話すると、「明日の何時か分からないが技術者を連れて行けそうだが時間がはっきりしない。また明日電話をしてほしい。時間はその際に伝える。」とのことでした。

そして次の日(水)、電話すると、「今夜に人を連れて行けることとなった。しかし今回ほど手間のかかったことはない。技術者のアレンジ、足になってくれる友人を探すこと、市役所に古い洗濯機を引き取ってもらうこと、全てアレンジするのにほとんど電話から離れることが出来なかった云々・・」ということでしたが、夜来てくれることとなりました。

今度は違うお友達と、技術者を連れて現れました。水道の元栓探しに少し苦労しましたが、取り外しはすぐに完了し、据付も完了。この技術者の人には夜遅く来てもらったということで大家さんと折半して50ユーロを支払いました。少し操作の仕方を確認しましたが、説明書は色々な言語のものが用意されているもののなぜか英語はなく、スペイン語、ギリシャ語等意味のないものばかりで、結局フランス語のものに頼ることになりました。少しは大家さんも見てくれましたが、なにぶんおばあさんなので眼鏡を外し、老眼と戦いながらの説明は十分でなく、結局「フランス語の勉強に良かろう。」と私に託して帰って行きました。

大家さんも高機能の洗濯機を買ってくれたわけでもないようで、それほど複雑な機能はなかったようです。ところが次の日洗濯機を初めて動かしてみましたが、水がほとんどたまらないで動いています。古い方はもっと水をためながら動いていました。「またもやトラブルか?商品交換などとなったらまた一からやり直し・・・」と愕然としました。

早速同室のフランス人同僚に聞いてみました。彼女によれば、Boschは大変良いメーカー、しかし水がそれほど少なくしかたまらないのはおかしいのではないか、ということでした。すぐに大家さんに連絡しようかと考えましたが、まずは調べようとインターネットでBoschを調べてみました。

すると、何とBoschとはエコ・フレンドリーを売りにしている会社で、従来の洗濯機で使う水の約3割で、電気代も約4割で済むように作られているということで、やっと納得しました。しかし日本の洗濯機のように水をふんだんに使って洗濯するのを見慣れている者としては、何とも頼りない水量です。しかしこのようなもののようです。しかし洗濯を全て完了するのに110分も要します。以前のものは約75分要していて、長いなと思っていましたが、新しい物は余計に時間を要します。最低の機能のものなのかもしれません。

ともあれ、洗濯機騒動は落ち着きました。ところで大家さんは、今般の買い付けをカルフールに依頼したようでした。どうやらそれが問題なようで、あまりケアがされないということもあるようです。これが家電専門のDartyなどであれば問題が少なかったであろうと思われます。

トラブルが起こると色々と勉強にはなるのですが、あまりこのようなトラブルには遭遇したくないものです。
# by vwpolopolopolo | 2007-01-27 22:55 | 日常生活
ガレット(ボルドー風)
ガレット・デ・ロワを食べる季節がそろそろ終わりに近づいていますが、最近までガレットといっても数種類あることを知りませんでした。

最近まで食べていたのは、フランス北部(パリを含みます。)のもので、パイ生地にアーモンドクリームを入れて焼いたものですが、「南部(プロバンス地方)に行くと、ブリオッシュ生地で王冠型となる」と、フランス語のレッスンで聞いていました。

これを食べるタイミングを逸してはいけないと思い、近くのパン屋で買うことにしました。通常の物と比較して売っている数量は少ないですが、パリでも売っているには売っています。

「プロバンス風のガレットを」と指を指しながら頼むと、「ボルドー風だが良いか?」ということで、「?」でしたが、買って食べてみることにしました。

通常のガレットとは味も全く違うものですが、素朴な美味しいものでした。今調べてみると南部といっても南西部(ボルドーが含まれると思います。)と南東部(プロバンスが含まれると思います。)で異なるようで、後者には当該地方で有名なドライフルーツを混ぜる由でした。確かに今般買ったものには乾燥オレンジのようなものが少し混ざっていましたが、ドライフルーツが混ざっているというほどのものではありませんでした。

ということで依然「プロバンス風」は食べていないこととなります。シーズンオフになる1月末までには是非とも食べられればと思っています。
# by vwpolopolopolo | 2007-01-20 21:30 | 日常生活
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